SALES-14では、 正式な申込手続きを、 営業担当者の記憶や自己流ではなく、 正式な画面・資料・手順に沿って進めることを学びました。
申込手続きが終わったら、 営業担当者の仕事も終わり、 ではありません。
お客様にとっては、 ここから 「いつ使えるのか」 「何を待てばよいのか」 「何を準備すればよいのか」 が気になる段階に入ります。
工事があるのか。 機器が届くのか。 今使っているサービスはいつまで使うのか。 電話番号はどうなるのか。
営業担当者の役割は、 分からない工事条件を先回りして約束することではありません。
申込後から利用開始までの流れを整理し、 お客様が次に何をすればよいかを 分かるようにすること です。
まず動画で全体像を確認しましょう
SALES-15「工事・開通・切替の案内」の重要なポイントを、 約4分の動画で確認できます。 まず動画で全体像をつかみ、 詳しい内容はこのページの本文で確認してください。
この研修の3行まとめ
- 申込後に「このあと何が起きるのか」を整理して案内する。
- 工事・設備・切替等の未確認事項を、営業担当者が推測で約束しない。
- 工事・開通後も、実際に対象サービスを利用できる状態か確認する。
このページで学ぶこと
- 申込後から利用開始までの基本的な流れ
- 現在どの段階なのかを整理する方法
- 工事日・工事時間を正しく案内する方法
- 工事条件を未確認で約束しない考え方
- 立会い・建物条件等の確認
- 機器配送・設置・設定の案内
- 現在契約との安全な切替
- 電話番号継続の確認
- 家庭・店舗・法人で異なる注意点
- 工事・開通後の利用確認
SALES-14の「申込後に何が起きるか」を、さらに具体化する
SALES-14では、 正式な申込手続きの最後に、 「受付後に何が起きるのかも案内する」 ところまで学びました。
SALES-15では、 その後の工事・開通・切替・利用開始までを さらに具体的に整理します。
| 研修 | 役割 |
|---|---|
| SALES-14 | 正式な申込手続きを進める |
| SALES-15 | 工事・開通・切替から利用開始までを案内する |
| SALES-16 | 利用開始後の問い合わせ先・次の行動を明確にする |
この研修でいう「工事・開通・切替の案内」とは?
SALES-15は、 工事担当者向けの施工技術研修ではありません。
営業担当者が覚えるのは、 工事技術ではなく、 「利用開始までお客様を迷わせない案内の流れ」 です。
申込後から利用確認までの基本フロー
全国共通教材としての注意
すべてのサービスで 工事が必要という意味ではありません。
実際の順番も、 サービス・設備・建物・申込方法等によって 異なる場合があります。
申込後は、まず「今どの段階なのか」を確認する
申込後の状態には、 たとえば次のようなものがあります。
- 申込受付済み
- 審査・確認待ち
- 設備確認待ち
- 工事調整待ち
- 機器発送待ち
- お客様側の追加対応待ち
- 開通待ち
- その他の要確認事項あり
「申込受付=工事確定=開通確定」ではない
| 段階 | 意味 |
|---|---|
| 申込受付 | 申込情報が受付された段階 |
| 工事調整 | 工事等が必要な場合に日時・条件等を調整している段階 |
| 工事完了 | 予定された作業が完了した段階 |
| 開通 | 対象サービスが利用可能となるための開通処理等が進んだ段階 |
| 利用確認 | お客様が対象サービスを実際に利用できる状態か確認する段階 |
注意
実際の段階・名称・順序は サービス・事業者等によって異なる場合があります。
工事が必要かどうかも、正式に確認する
通信サービスには、 工事が必要なケースもあれば、 工事を伴わず利用開始へ進むケースもあります。
NG
- 「通信サービスなので必ず工事があります」
- 「この建物なら工事はありません」
- 「設備があるので工事不要です」
と、 正式確認前に断定する。
GOOD
「今回のサービスで どの工事・設定等が必要になるかを 正式に確認します」
分からない工事条件を、営業担当者が先回りして約束しない
正式確認前に断定しない例
- 工事方法
- 配線方法
- 穴あけの有無
- 既存配管が利用できるか
- 工事時間
- 工事時間帯
- 工事人数
- 作業場所
- 立会いの要否
- 建物設備の利用可否
- 管理会社等への確認の要否
- 希望日に工事できるか
- 通信停止の有無・時間
- 現在設備をそのまま利用できるか
工事日は「希望日/予約済み/確定」を分ける
| 状態 | 意味 | 案内例 |
|---|---|---|
| 希望日 | お客様が希望している日 | 「○日を希望として確認します」 |
| 予約済み | 受付・予約手続きが進んでいる状態 | 正式な予約状況を案内 |
| 確定 | 正式に工事日時等が確定している状態 | 「正式な確定内容はこちらです」 |
工事の訪問時刻・作業時間・終了時刻も約束しない
「午前」 「午後」 「○時〜○時」 などの時間帯についても、 今回の正式な予約条件を確認します。
NG
- 「10時ちょうどに来ます」
- 「30分で終わります」
- 「午前中には必ず終わります」
- 「予定より遅くなることはありません」
と、 確定していない時間を保証する。
GOOD
「正式な訪問時間帯・作業予定については、 確定している内容を確認してご案内します」
立会い条件も「家族なら大丈夫」と自己判断しない
立会いが必要かどうかは、 サービス・工事内容・契約条件等によって 異なる場合があります。
立会いが必要な場合は、 必要に応じて次を確認します。
- 誰が立ち会う必要があるか
- 契約者本人である必要があるか
- 代理人等でも対応できるか
- 当日確認する事項
- 当日の連絡先
NG
「ご家族なら どなたでも立ち会えます」
と、 正式条件を確認せず案内する。
集合住宅・賃貸・テナントでは、建物側の条件も見る
建物によっては、 次のような関係者・設備確認が関係する場合があります。
- 建物設備
- 管理会社
- 管理組合
- オーナー
- 施設管理者
- テナント管理会社
一律にしない
すべての工事で 必ず同じ許可・確認が必要という意味ではありません。
今回、誰が何を確認する必要があるのかを 正式手順で確認します。
工事・切替でも「確認済み/不明/要確認」を使う
| 状態 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| 確認済み | 正式情報で確認できている | 工事日:確認済み |
| 不明 | 現時点では分からない | 穴あけ:不明 |
| 要確認 | 正式確認が必要 | 工事時間・番号継続:要確認 |
営業担当者・正式確認・専門担当の役割を分ける
| 営業担当者が案内できること | 正式確認が必要なこと | 工事・専門担当の判断が必要なこと |
|---|---|---|
| 正式に確認済みの受付状況・日程・準備事項等 | 工事条件・番号・設備・日時等の未確定情報 | 現地状況を踏まえた施工方法・技術判断等 |
| お客様が次に行うことの整理 | 切替順序・機器条件等 | 現場で判明した設備・施工上の判断 |
家庭では「生活への影響」を確認する
必要に応じて確認する例
- 在宅・立会いの予定
- 家族の予定
- 固定電話・電話番号
- インターネット・Wi-Fi
- テレビ視聴
- 機器の設置場所
- 現在利用中のサービス
- 現在のメール等
- 工事日の生活への影響
店舗・事業所では「営業を止めないための確認」が重要
通信を利用している設備の例
- 決済端末
- 予約システム
- 固定電話
- FAX
- POS
- 業務システム
- 店舗Wi-Fi
- 監視カメラ
- その他通信を利用する設備
NG
- 「営業時間中でも大丈夫です」
- 「ネットは絶対止まりません」
- 「決済端末には影響しません」
と、 正式確認前に保証する。
法人では「営業窓口だけで判断しない」
法人では、 次のような環境・関係者が関係する場合があります。
- 複数拠点
- 複数回線
- 固定IP
- VPN
- サーバー
- 社内ネットワーク
- 業務システム
- 電話番号
- 情報システム担当者
- 施設管理担当者
- 工事立会担当者
POINT
業務へ影響する条件は、 必要に応じて 実際に利用・管理する関係者も含めて確認します。
家庭/店舗・事業所/法人で、確認の焦点は変わる
| 確認 | 家庭 | 店舗・事業所 | 法人 |
|---|---|---|---|
| 日程 | 在宅・家族予定 | 営業時間・休業日 | 社内・拠点調整 |
| 通信影響 | Wi-Fi・電話・テレビ等 | 決済・予約・POS等 | 業務システム・VPN・拠点間通信等 |
| 関係者 | 家族・契約者等 | 店長・経営者・設備担当等 | 情シス・施設・各拠点担当等 |
| 重要条件 | 電話番号・機器・生活への影響等 | 営業停止・電話・決済等 | 固定IP・VPN・複数回線等 |
今回、どの機器が関係するのかを整理する
サービスによって、 関係する機器は異なります。
- ONU
- モデム
- ルーター
- ホームゲートウェイ
- STB
- 電話関連機器
- Wi-Fi機器
- モバイル端末
- その他の機器
注意
すべての契約で これらすべてが必要という意味ではありません。
機器は「何が届くか」だけでなく「誰が何をするか」まで確認する
- 何の機器が届く・設置されるのか
- 誰が設置するのか
- 工事担当者が設置するものは何か
- お客様自身で設定するものがあるか
- 現在使用中の機器をどうするか
- 返却が必要な機器があるか
- 機器到着後に何をするか
機器配送も「届いたらすぐ接続」と一律に案内しない
機器が配送される場合、 必要に応じて次を確認します。
- 発送時期
- 到着予定
- 受取方法
- 受取後の扱い
- 工事前に必要な準備
- お客様自身で設定するか
NG
「届いたらすぐ開封して 接続しておいてください」
と、 正式な案内を確認せず一律に伝える。
現在の契約を「残す/変更する/終了する」で整理する
| 状態 | 確認すること |
|---|---|
| 残す | 現在サービス・番号・機器等を継続する条件 |
| 変更する | 切替時期・影響・必要な手続き |
| 終了する | 終了時期・手続き主体・返却・費用等 |
現在のサービスを、正式確認前に先に解約させない
新サービスの申込後、 現在契約をいつ終了するのか、 誰が手続きするのか、 切替手続きの中で処理されるのかは 契約・サービス等によって異なります。
NG
「新しいサービスを申し込んだので、 今使っているネットは 先に解約してください」
GOOD
「新サービスの開通と、 現在契約の終了手順を確認してから 必要な順番をご案内します」
先に解約すると困る可能性があるもの
- インターネットが利用できない期間
- 固定電話が利用できない期間
- 店舗・事業所の営業への影響
- 電話番号継続等への影響
- 関連サービス・割引等への影響
- 現在機器・メール等への影響
電話番号を残すことが重要なら、切替前にもう一度確認する
- 番号継続の可否
- 必要となる条件
- 切替時期
- 必要な手続き
- 現在契約との関係
NG
「工事日に 自動的に今の番号も移ります」
と、 全契約に共通する仕組みとして案内する。
切替時の通信停止は「可能性」と「影響」を整理する
切替の内容によっては、 一時的な通信停止等が関係する場合があります。
必要に応じて確認すること
- 通信停止等が発生する可能性
- どのサービスへ影響するか
- 確認できている時間帯・条件
- お客様側で必要な準備
- 店舗・法人では業務への影響
時間を断定しない
正式確認前に 「5分だけです」 「通信は止まりません」 等と約束しません。
代替手段も、営業担当者が勝手に「大丈夫」と保証しない
NG
- 「スマホのテザリングがあるので絶対大丈夫です」
- 「予備回線があるなら問題ありません」
- 「決済端末もテザリングで使えます」
GOOD
「通信停止が業務へ影響する場合は、 御社側の代替手段・業務継続方法も 必要に応じて確認しておきましょう」
工事当日の準備を、お客様と整理する
今回の正式な工事に必要な項目だけ確認します。
- 立会者
- 当日の連絡先
- 作業場所への立入り
- 機器の設置場所
- 必要な電源等
- 現在使用中の機器
- 必要となる書類等
- 管理会社等への確認
- 店舗では営業調整
POINT
「一般的に必要そうなもの」を 全部準備させるのではなく、 今回必要なものを正式案内で確認します。
工事担当者と営業担当者の役割を分ける
| 営業担当者 | 工事・専門担当 |
|---|---|
| 正式に確認できている申込後の流れを案内する | 現地状況に基づく施工・技術判断を行う |
| お客様の重要条件を整理する | 建物・設備等を踏まえた専門的判断を行う |
| 未確認事項を正式確認へつなぐ | 専門範囲の確認・案内を行う |
工事当日に条件が変わっても、現場へ無理な施工を求めない
現地確認によって、 事前には分からなかった条件が判明する場合があります。
たとえば、
- 想定していた施工方法が使えない
- 追加確認が必要
- 予定どおり施工できない
- 別日調整が必要
- 建物・設備上の新しい条件が判明した
NG
「お客様には工事できると説明しているので、 何とか予定どおりやってください」
と、 現場へ無理な施工を求める。
工事が延期・変更になったら「何が変わったか」を整理する
- 何が変更になったのか
- 変更理由として正式に案内できること
- 何がまだ未確定なのか
- 次に誰から連絡があるのか
- お客様側で何をする必要があるのか
NG
- 「すぐ連絡が来ると思います」
- 「明日には工事できます」
- 「今回は絶対大丈夫です」
工事完了=すべて正常利用できる、とは決めつけない
工事や開通に関する作業が完了しても、 お客様が必要なサービスを 実際に利用できる状態か確認することが大切です。
必要に応じて確認する例
- インターネット接続
- Wi-Fi
- テレビ視聴
- 固定電話
- 電話番号
- モバイルサービス
- 各種機器
- 店舗・法人の対象設備
利用開始後は「対象サービスが使えるか」を確認する
正式な手順に応じて、 必要な項目を確認します。
- 機器の電源
- 機器状態
- 接続状態
- インターネット通信
- Wi-Fi
- テレビ
- 電話
- その他今回利用開始したサービス
技術サポート
営業担当者自身が 技術サポートを担当する運用でない場合は、 正式な問い合わせ先・担当部署へつなぎます。
「使えない」と言われても、原因をすぐ決めつけない
NG
- 「とりあえず再起動してください」
- 「ルーターが悪いですね」
- 「Wi-Fiの問題です」
- 「工事担当者のミスだと思います」
と、 状況確認前に原因を決める。
GOOD
「どのサービスが、 どの状態で使えないのかをまず確認します」
「必要に応じて正式なサポート手順へつなぎます」
トラブル時はSTEP2の基礎知識も使う
インターネットのトラブル
「ネットが使えない」 を一つの原因に決めつけず、 状況を整理します。
テレビのトラブル
テレビが映らない場合も、 状況確認から始めます。
SALES-15は「利用開始まで」、その後はSALES-16へ
SALES-15では、 工事・開通・切替から 利用開始までを案内します。
SALES-16では、 その後の次の内容を詳しく扱います。
- 問い合わせ先
- 困った時の連絡方法
- 契約内容の確認場所
- 必要な次の行動
- 後日のフォロー
- 継続的な顧客対応
「望ましい工事・開通案内/避けたい案内」
| 望ましい案内 | 避けたい案内 |
|---|---|
| 現在どの段階かを説明する | 「あとは待つだけ」と終える |
| 希望日と確定日を分ける | 希望日を確定日として伝える |
| 工事条件は正式確認する | 「いつもこうです」で断定する |
| 現契約との切替順序を確認する | 先に旧契約を解約させる |
| 番号継続を正式確認する | 「そのまま使えます」と保証する |
| 店舗・法人では業務影響を見る | 通信停止の影響を見ない |
| 工事変更時は未確定事項を明確にする | 次の日程を推測で約束する |
| 開通後に利用できるか確認する | 工事完了だけで終了する |
GOOD|望ましい工事・開通・切替の案内
GOOD
- 申込後の流れを説明する
- 現在どの段階なのかを確認する
- 申込受付と工事確定を分ける
- 希望日・予約・確定を分ける
- 工事条件を未確認で断定しない
- 訪問時間・作業時間を未確認で約束しない
- 立会い条件を正式に確認する
- 集合住宅・店舗等の建物条件を確認する
- 営業と工事担当の役割を分ける
- 機器配送等を正式情報で案内する
- 誰が機器を設置・設定するか確認する
- 現在契約を残す・変える・終了するで整理する
- 現在契約の終了順序を正式確認する
- 電話番号継続を未確認で保証しない
- 切替時の通信影響を確認する
- 店舗・法人では業務への影響を見る
- 代替手段を勝手に保証しない
- 工事当日の準備を整理する
- 予定変更時は変更点・未確定事項を整理する
- 工事完了後に利用状況を確認する
- 技術的に分からなければ正式サポートへつなぐ
NG|避けたい工事・開通・切替の案内
NG
- 「申し込んだので、あとは待つだけです」
- 「工事は○分で終わります」
- 「穴あけはありません」
- 「この日に必ず工事できます」
- 「10時ちょうどに来ます」
- 「家族なら誰でも立会いできます」
- 「今の設備をそのまま使えます」
- 「電話番号はそのままです」
- 「通信は絶対止まりません」
- 「今のネットは先に解約してください」
- 「機器が届けばすぐ使えます」
- 「工事が終われば全部すぐ使えます」
- 「前のお客様も大丈夫だったので大丈夫です」
- 代替回線があれば業務継続できると保証する
- 技術的な内容を推測で断定する
新人営業がやりがちな失敗
申込後の説明が短い
「後は待ってください」 で終わる。
受付=工事確定
今の段階を 混同する。
希望日=確定日
希望を予約確定として 案内する。
時間を約束
訪問・作業時間を 勝手に決める。
工事方法を推測
穴あけ等を 自己判断する。
旧契約を先に解約
切替順序を 確認しない。
番号を保証
継続可否を 確認しない。
業務影響を見ない
店舗の決済等を 確認しない。
機器=すぐ使える
配送と開通を 混同する。
工事完了=利用完了
実際の利用確認を しない。
現場で使える基本フレーズ
- 「お申込み後の流れを一度整理します」
- 「現在は○○の確認を待っている段階です」
- 「こちらは希望日で、正式な工事確定日は別途確認が必要です」
- 「工事方法については、現地や設備の確認後に決まる場合があります」
- 「この点は私の判断では確定せず、正式に確認します」
- 「現在のサービスをいつ終了するかも、切替手順を確認してからご案内します」
- 「電話番号を残すことが重要なので、正式な継続可否を確認します」
- 「工事当日に必要な準備を一緒に整理しましょう」
- 「予定が変わった場合は、何が変わったかを確認してご案内します」
- 「利用開始後に、対象サービスが使えるかも確認してください」
会話例|「工事はいつですか?」
工事はいつですか?
現在の状態を確認します。
今は申込受付後で、 工事日の正式確定を待っている段階です。
確定した日時をご案内できる状態になったら、 正式な内容をご確認ください。
会話例|「○日に絶対来てもらえますか?」
20日に 絶対来てもらえますか?
20日をご希望ということですね。
希望日として確認しますが、 正式に工事日が確定するまでは 「20日に必ず工事できる」 とはお約束できません。
確定内容を改めて確認してご案内します。
会話例|「工事はどれくらい時間がかかりますか?」
工事は どれくらい時間がかかりますか?
作業時間は、 今回の工事内容や現地状況等によって 確認が必要です。
私の経験だけで 「○分で終わります」 とはお伝えせず、 正式に案内できる目安があるか確認します。
会話例|「壁に穴を開けますか?」
壁に穴を開けますか?
そこは建物設備や 実際の施工方法によって 確認が必要です。
現時点で私から 「開けません」 「必ず開けます」 とは断定しません。
正式な確認結果をご案内します。
会話例|「立会いは家族でも大丈夫ですか?」
当日は仕事なので、 家族が立ち会っても大丈夫ですか?
立会いできる方の条件を 今回の正式な工事手順で確認します。
「家族なら誰でも大丈夫」 とは私の判断だけではお伝えしません。
必要な条件と当日の確認事項を 一緒に確認しましょう。
会話例|「今使っているネットはもう解約していいですか?」
新しいネットを申し込んだので、 今使っている方は もう解約していいですか?
先に解約する前に、 新サービスの開通時期と 現在契約の終了手順を確認しましょう。
手続きの順番によっては インターネットが利用できない期間等が 生じる可能性があります。
正式な切替手順を確認してから ご案内します。
会話例|「電話番号はそのままですよね?」
電話番号は そのままですよね?
今の番号を残すことが 重要な条件なんですね。
番号継続の可否や 切替手順は正式確認が必要なので、 未確認の状態で 「そのまま使えます」 とはお伝えしません。
正式な継続条件を確認します。
会話例|「機器が届いたらすぐ使えますか?」
ルーターみたいな機器が届いたら、 すぐ使えますか?
機器の到着と サービスの利用開始は 別に確認した方が安全です。
今回、 工事や開通処理が必要なのか、 お客様自身で設定するものがあるのかを 正式な案内で確認します。
会話例|店舗で「工事中も決済端末は使えますよね?」
工事中も 決済端末は使えますよね?
決済が止まると 営業に影響しますね。
切替時に通信停止等が発生するか、 どの回線を決済端末が利用しているかを 確認する必要があります。
正式確認前に 「絶対使えます」 とはお約束しません。
会話例|法人で「切替日にネットが止まると困ります」
切替日にネットが止まると 業務ができないので困ります。
通信停止が重要な条件ということですね。
切替方法・停止の可能性・ 影響する設備等を正式に確認します。
また、 固定IP・VPN・社内システム等を ご利用であれば、 必要な担当者にも確認しておきましょう。
会話例|「工事が予定通りできなかったらどうなりますか?」
もし当日、 工事ができなかったら どうなりますか?
予定変更が発生した場合の 正式な流れを確認しておきます。
実際に変更があった場合は、 何が変わったのか、 次に誰からどの案内があるのか、 お客様側で何をするのかを整理します。
未確定なのに 「翌日必ず工事できます」 とはお約束しません。
会話例|「工事は終わったのにWi-Fiが使えません」
工事は終わったんですが、 Wi-Fiが使えません。
状況を確認しましょう。
まず、 インターネット回線自体が利用できないのか、 Wi-Fi接続だけができないのかを 分けて確認します。
私の判断だけで 「ルーターが原因です」 とは決めつけません。
必要に応じて 正式なサポート窓口へつなぎます。
営業担当者は、どこまで覚えればよい?
SALES-15は、 工事の施工技術を 全部覚えるための研修ではありません。
次の8点を理解できれば十分です。
- 申込後から利用開始までの流れを整理する
- 今どの段階にいるのかを確認する
- 希望・予約・確定を分ける
- 分からない工事条件を営業担当者が約束しない
- 現在契約の終了・番号・機器等の切替順序を正式確認する
- 店舗・法人では業務への影響を見る
- 工事が変われば変更点・未確定事項を整理する
- 工事・開通後に実際に利用できる状態か確認する
工事・設備について迷ったら、BASE-01へ戻る
GOOD
「工事方法については 私から推測でお答えせず、 正式な確認を取ります」
分からない時は、これまでの研修へ戻る
| 研修 | 確認すること |
|---|---|
| SALES-04 | 現在利用しているサービス |
| SALES-06 | 契約・料金・機器・未確認事項 |
| TEL-02 | 電話番号・番号継続の基礎 |
| NET-03 | ONU・モデム・ルーター等 |
| NET-04 | Wi-Fi・LAN |
| NET-06 | インターネットトラブルの基本 |
| TV-06 | テレビトラブルの基本 |
| SALES-13 | 現在契約・切替条件の最終照合 |
| SALES-14 | 正式な申込・契約手続き |
工事後まで、START-02の営業担当者の役割は続く
POINT
「契約できた」で終わらず、 利用開始まで何が起きるかを 分かる状態にすることも営業の役割です。
まとめ
- SALES-15は、正式申込後から利用開始までの案内を扱う
- SALES-14は正式手続き、SALES-15は工事・開通・切替、SALES-16は契約後フォロー
- 中心メッセージは「契約後こそ、お客様を迷わせない」
- 工事技術ではなく、利用開始までの案内の流れを覚える
- 申込受付後は、現在どの段階にいるか確認する
- 申込受付と工事確定・開通確定を混同しない
- すべての通信サービスで工事が必要と一般化しない
- 逆に工事不要と正式確認前に断定しない
- 工事方法・配線・穴あけ等を推測で保証しない
- 「たぶん」「いつも」「前のお客様は」を根拠にしない
- 工事日は希望日・予約済み・確定を分ける
- 希望日を確定日として案内しない
- 訪問時刻・作業時間・終了時刻を未確認で保証しない
- 立会い条件は正式手順を確認する
- 家族なら誰でも立会いできると決めつけない
- 集合住宅・賃貸・テナントでは建物側の確認が関係する場合がある
- すべての工事で同じ管理会社等の許可が必要とは一般化しない
- 確認済み・不明・要確認を引き続き使う
- 営業担当者と工事・専門担当の役割を分ける
- 家庭では生活・家族・Wi-Fi・電話等への影響を見る
- 店舗では決済・予約・電話・POS等への影響を見る
- 法人では複数拠点・固定IP・VPN・業務システム等も必要に応じて確認する
- 今回どの機器が必要なのかを正式情報で確認する
- 機器到着=利用開始と考えない
- 機器が届いたらすぐ接続と一律に案内しない
- 現在契約は残す・変更する・終了するで整理する
- 現在サービスの終了順序を正式確認する
- 新サービス申込後に旧契約を安易に先に解約させない
- 先に解約すると通信・電話等が利用できない期間が生じる可能性がある
- 番号継続が重要なら正式な継続可否・切替条件を確認する
- 電話番号が自動で移ると全契約共通で案内しない
- 切替時の通信停止は可能性・影響・正式条件を確認する
- 正式確認前に停止時間を断定しない
- テザリング等の代替手段を営業担当者が保証しない
- 工事当日の準備を今回必要な範囲で整理する
- 営業担当者は技術者の代わりに施工方法を断定しない
- 工事当日に新しい条件が判明する場合もある
- 現場条件が違っても無理な施工を求めない
- 延期・変更時は何が変わり何が未確定かを整理する
- 次の日程・連絡時期を分からないまま約束しない
- 工事完了=すべて正常利用できるとは決めつけない
- 利用開始後に今回の対象サービスが使えるか確認する
- 「使えない」の原因をいきなり決めつけない
- 必要に応じてNET-06・TV-06等の基礎へ戻る
- 営業担当者が技術対応できない場合は正式なサポートへつなぐ
- 利用開始後の継続的なフォローはSALES-16で扱う
- 最終的には、お客様が次に何をすればよいかを明確にする
理解度チェック
SALES-15の内容を理解できたか確認しましょう。 回答はクリックすると表示されます。
Q1 お客様が工事希望日を 「20日」と伝えました。 営業担当者は 「では20日に工事です」 と案内してよい。 ○か×か?
回答を見る
希望日と、 正式に確定した工事日は別です。
正式確定前は 「20日を希望として確認します」 など、 状態を分けて案内します。
Q2 新しいインターネットを申し込んだお客様から、 「今のネットはもう解約していいですか?」 と聞かれました。 どう対応しますか?
回答を見る
正式確認前に 「先に解約してください」 と案内しません。
手続きの順番によっては 通信できない期間等が生じる可能性があるため、 今回の正式な切替条件を確認します。
Q3 工事後にお客様から 「Wi-Fiが使えません」 と連絡がありました。 すぐ「ルーターが原因です」と案内してよい。 ○か×か?
回答を見る
まず、 インターネット回線自体が利用できないのか、 Wi-Fi接続だけができないのか等、 状況を整理します。
営業担当者だけで原因を決めつけず、 必要に応じて正式なサポート手順へつなぎます。
関連する研修
理解度チェック
全3問中2問以上正解で、この研修は完了です。
ログインしていないため、テスト結果と進捗は保存されません。