SALES-15では、 申込受付から工事・開通・切替、 そして実際にサービスを利用できる状態か確認するところまで学びました。
利用開始後も、 お客様から質問や相談が入ることがあります。
「料金について確認したい」 「Wi-Fiが遅い」 「テレビが映らない」 「自分の契約内容が分からない」 「どこへ連絡すればいいのか分からない」
この時、 営業担当者が 「全部自分で解決しなければならない」 と抱え込む必要はありません。
しかし反対に、 「契約後はサポートへ電話してください」 と突き放して終わるのも適切ではありません。
まず何について困っているのかを聞き、 状況を整理し、 正式な問い合わせ先と 次に何をすればよいかを明確にします。
まず動画で全体像を確認しましょう
SALES-16「契約後のフォロー」の重要なポイントを、 約3分の動画で確認できます。 まず動画で全体像をつかみ、 詳しい内容はこのページの本文で確認してください。
この研修の3行まとめ
- 契約後の問い合わせでは、まず何について困っているのかを整理する。
- 営業担当者が全部解決するのではなく、正式な窓口へ正しくつなぐ。
- 問い合わせ先だけでなく、お客様が次に何をすればよいかまで明確にする。
このページで学ぶこと
- 契約後フォローの役割
- 問い合わせ内容を整理する方法
- 営業担当者と専門窓口の役割分担
- 正式な問い合わせ先の確認方法
- 料金・請求相談の整理
- 通信・Wi-Fi・テレビ・電話相談の整理
- 変更・解約相談への対応
- たらい回しを防ぐ考え方
- 折り返し・確認時の次の行動の明確化
- SALES-17へ切り替える場面
SALES-15の「利用開始まで」の次を扱う
SALES-15では、 次の流れを扱いました。
SALES-16では、 利用開始後に質問・困りごとが出た時、 お客様が 「次にどうすればよいか」 を分かる状態にします。
| 研修 | 役割 |
|---|---|
| SALES-15 | 利用開始まで迷わせない |
| SALES-16 | 利用開始後も迷わせない |
| SALES-17 | クレーム・重大なトラブル時の初期対応 |
この研修でいう「契約後のフォロー」とは?
このページは、 「営業担当者が何でも解決する研修」 ではありません。
また、 「契約後はすべてサポートへ丸投げする研修」 でもありません。
契約後フォローの基本フロー
最初に「何について困っているのか」を確認する
お客様から、 次のような言葉が出ることがあります。
- 「ちょっと聞きたいんですが」
- 「うまくいかないんです」
- 「料金がおかしいです」
- 「ネットが遅いです」
- 「テレビが映りません」
- 「電話が使えません」
- 「契約内容を確認したいです」
この段階で、 営業担当者が原因や回答を決めません。
POINT
答える前に、 まず「何についての相談なのか」を整理します。
問い合わせ内容を大きく分類する
| 分類 | 相談例 |
|---|---|
| 1|契約内容 | プラン・オプション・契約条件等 |
| 2|料金・請求 | 請求額・割引・初期費用等 |
| 3|工事・開通 | 工事後の状態・利用開始等 |
| 4|機器 | ONU・ルーター・STB等 |
| 5|通信・Wi-Fi | 使えない・遅い・つながらない |
| 6|テレビ | 映らない・視聴できない等 |
| 7|電話 | 使えない・番号・通話等 |
| 8|モバイル | 回線・SIM・データ通信等 |
| 9|変更・解約 | プラン変更・オプション解除・解約等 |
| 10|その他 | 上記で整理できない相談 |
全国共通教材としての注意
この分類は 問い合わせ内容を整理するための考え方 です。
すべての事業者で 窓口がこの10分類に分かれている という意味ではありません。
営業担当者は「全部対応」と「丸投げ」の間を担う
全部自分で解決
専門外の料金・技術・工事まで 一人で抱え込む。
すぐ丸投げ
内容を聞かず 「サポートへ電話してください」 と終える。
状況を整理してつなぐ
内容を整理し、 正しい窓口と次の行動を案内する。
営業担当者が行う基本動作
- まず話を聞く
- 何について困っているのか整理する
- 契約・利用状況を必要な範囲で確認する
- 正式な問い合わせ先を確認する
- お客様が次に何を伝えるか整理する
- 必要に応じて社内・専門担当へ連携する
「営業担当者が対応する/専門窓口へつなぐ/正式確認が必要」を分ける
| 営業担当者が対応 | 専門窓口へつなぐ | 正式確認が必要 |
|---|---|---|
| 問い合わせ内容の聞き取り・整理 | 専門的な技術確認 | 正式契約内容 |
| 正式窓口・次の行動の案内 | 請求システム等の詳細確認 | 工事・設備等の未確定事項 |
| 必要情報の整理 | 障害・専門機器等の確認 | 変更・解約等の正式条件 |
問い合わせ先を、営業担当者の記憶で決めない
通信サービスでは、 内容によって確認先が異なる場合があります。
- 契約先
- サービス提供元
- 請求元
- 工事・開通窓口
- 技術サポート
- 機器に関する窓口
- 店舗・契約窓口
- その他正式な担当部署
正式な問い合わせ先は、最新情報で確認する
必要に応じて、 次のような正式情報から確認します。
- 事業者の公式サイト
- 契約書面
- 会員ページ
- 正式な案内メール
- 申込後に提供された案内
- 最新の社内資料
固定情報を載せない
電話番号・受付時間・Web窓口等は 変更される可能性があります。
全国共通教材では、 特定事業者の固定窓口を掲載しません。
「以前はここでした」で古い窓口を案内しない
NG
「たしか以前は この電話番号だったので、 ここへ掛けてください」
GOOD
「現在の正式な問い合わせ先を 確認してご案内します」
窓口だけでなく「何を伝えるか」も整理する
正しい問い合わせ先を案内しても、 お客様が 「何を説明すればよいか分からない」 状態では十分ではありません。
必要に応じて整理する例
- 対象となる契約・サービス
- 発生している症状・確認したいこと
- いつから発生しているか
- どの機器・端末で起きているか
- 表示されている内容
- 対象となる請求月
- 工事・開通日
- その他、正式窓口で必要となる情報
GOOD
「お問い合わせの際は、 『○○のサービスで、 ○日頃から△△の状態です』 と伝えると状況を整理しやすいです」
問い合わせだからといって、個人情報を取りすぎない
問い合わせ時に関係する可能性がある情報
- 契約者情報
- 契約番号等
- 住所
- 電話番号
- 請求情報
- 本人確認に関係する情報
- 支払情報
- パスワード・暗証番号等
必要以上に集めない
営業担当者が 正式な対応上必要のない情報まで 「念のため」と取得しません。
個人LINE・個人メール・個人スマホへ契約情報を残さない
NG
- 契約画面を個人LINEで送ってもらう
- 請求書を個人メールへ送ってもらう
- 問い合わせ履歴を個人スマホへ保存する
- 契約番号・カード情報等を私物メモへ残す
GOOD
必要な情報・履歴は、 正式なCRM・顧客管理システム・ 社内手順等に従って扱います。
「自分が何のプランか分からない」と言われたら
営業担当者の記憶だけで、 現在の正式契約内容を断定しません。
正式契約内容を確認できる例
- 契約書面
- 会員ページ
- 正式な契約確認画面
- 事業者の契約確認窓口
「今月の料金が高い」と言われても、原因を決めつけない
料金・請求相談では、 どの部分が気になっているのかを整理します。
- 月額料金
- 割引
- キャンペーン
- 初期費用
- 工事費
- 端末・機器
- オプション
- 従量料金
- 請求時期
- その他の請求項目
NG
- 「割引が終わったんですね」
- 「オプションが原因です」
- 「二重請求だと思います」
と、 正式確認前に原因を決める。
請求システムを確認できないなら、請求額を推測しない
NG
- 「来月は元に戻ります」
- 「これは間違いですね」
- 「二重請求されています」
GOOD
「請求内容の正式確認が必要なので、 対象月と気になっている項目を整理して 正式な確認窓口へつなぎます」
「ネットが遅い」「Wi-Fiがつながらない」を一つにしない
状況を分けて考えます。
- インターネット回線自体
- Wi-Fi
- 利用端末
- ルーター等の機器
- 利用場所
- 一時的な利用状況
- その他の条件
SALES-16は 技術サポート研修ではありません。
必要な状況整理を行ったら、 正式な技術サポートへつなぎます。
「テレビが映らない」でも、原因を先に決めない
NG
- 「STBの故障ですね」
- 「配線の問題です」
- 「テレビ本体が原因です」
GOOD
「どのテレビで、 どのような状態なのかを まず確認します」
「必要に応じて正式なサポートへつなぎます」
「電話が使えない」「番号が違う」も正式状態を確認する
- 電話サービスの利用状態
- 切替が完了しているか
- どの番号についての相談か
- 番号継続の正式状態
- 機器・接続等に関する確認
工事後の問い合わせは「どこまで終わっているか」を確認する
- 工事は実施済みか
- 開通処理等は完了しているか
- 必要な機器は届いているか
- 利用開始案内が届いているか
- 何のサービスが使えないのか
- どの段階で止まっているのか
「変更したい」「解約したい」を引き止めから始めない
お客様から、 次のような相談を受ける場合があります。
- プランを変更したい
- オプションを外したい
- サービスの一部を終了したい
- 契約全体を解約したい
NG
- 「なぜ解約するんですか?」と圧迫する
- 「せっかくなので続けましょう」と引き止める
- 別プランを次々に提案して手続きを妨げる
- 追加サービスの営業へ切り替える
GOOD
「解約をご希望ということですね。 正式な手続き方法・条件・窓口を確認します」
解約相談を「追加営業の機会」にしない
営業担当者の目標や インセンティブ等を理由に、 お客様の手続きを妨げる構成にはしません。
「問い合わせ先を丸投げする」と「次の行動まで整理する」の違い
| 丸投げ | 次の行動まで整理 |
|---|---|
| 「サポートへ電話してください」 | 「今回は○○の確認なので、正式な○○窓口で確認します」 |
| なぜその窓口なのか説明しない | 問い合わせ内容と窓口の役割を説明する |
| お客様が何を話すか分からない | 伝える内容を整理する |
| 次に何が起きるか不明 | 次の行動を明確にする |
「さっき別の窓口へ電話しました」と言われたら、経緯を整理する
まず確認すること
- どこへ問い合わせたか
- 何について問い合わせたか
- どのような案内を受けたか
- どこへ問い合わせるよう言われたか
- 現在、何が未解決なのか
NG
「そこじゃないので、 また別の窓口へ電話してください」
GOOD
「どこまで確認済みなのかを一度整理して、 次に確認する窓口を正式に確認します」
窓口同士の責任争いを、お客様の前で始めない
NG
- 「工事会社のミスですね」
- 「サポートの案内が悪いです」
- 「店舗側の説明ミスだと思います」
- 「お客様の勘違いですね」
自分も「どこへつなぐか分からない」なら、BASE-01へ戻る
NG
「たぶんこの窓口だと思います」
GOOD
「どの窓口が正式な対応先か、 社内で確認してからご案内します」
折り返す場合は「何を確認するか」を明確にする
営業担当者側で確認して連絡する場合は、 次を整理します。
- 何について確認するのか
- どこ・誰へ確認するのか
- 確認後に何を案内するのか
- 連絡方法
- 案内できる範囲での時期の目安
GOOD
「○○について正式に確認します。 確認後、 △△の方法でご連絡します」
確認できていない解決時間を約束しない
NG
- 「5分で折り返します」
- 「今日中に必ず解決します」
- 「すぐ担当から連絡させます」
と、 実際の対応状況を確認せず約束する。
GOOD
「確認に必要な時間も含めて 正式な対応状況を確認します」
フォローを理由に、無断で何度も連絡しない
契約後フォローは、 営業担当者が自由に何度でも お客様へ連絡する理由ではありません。
- 何のために連絡するのか
- いつ頃連絡するのか
- どの方法で連絡するのか
- 組織・事業者の正式運用はどうなっているか
営業提案を混ぜない
サポート確認の連絡に、 関係のない追加サービスの営業を 紛れ込ませる構成にはしません。
必要に応じて「その後どうなったか」を確認する
例
「その後、 サービスは利用できるようになりましたか?」
ただし、 すべての問い合わせについて 営業担当者が継続的に個別追跡することを 全国共通ルールとはしません。
実際のフォロー範囲は、 組織・事業者の正式な運用に従います。
家庭/店舗・事業所/法人で、問い合わせの焦点は変わる
| 確認 | 家庭 | 店舗・事業所 | 法人 |
|---|---|---|---|
| 主な相談 | 料金・Wi-Fi・テレビ・電話・機器等 | 決済・予約・電話・POS・業務Wi-Fi等 | 複数拠点・VPN・固定IP・社内ネットワーク等 |
| 関係者 | 契約者・家族・利用者等 | 店長・経営者・現場担当等 | 情シス・契約担当・請求担当・各拠点等 |
| 影響 | 家庭利用への影響 | 営業・決済・予約等への影響 | 業務・複数部門・複数拠点への影響 |
店舗・事業所では「止まると何に影響するか」を確認する
- 決済
- 予約
- 固定電話
- FAX
- POS
- 店舗Wi-Fi
- 監視カメラ
- 業務システム
事業運営へ影響している場合は、 通常の確認相談より 緊急性が高い可能性があります。
ただし新人営業が 独自に障害レベル等を判定するのではなく、 正式なサポート・エスカレーション基準へつなぎます。
法人では、問い合わせ内容によって関係者が変わる
- 情報システム部門
- ネットワーク担当
- 契約担当
- 請求担当
- 各拠点担当
- 施設管理担当
問い合わせは「影響の大きさ」も確認する
| 状態の例 | 考え方 |
|---|---|
| 業務・利用へ大きな影響 | 正式な緊急・障害対応基準へつなぐ |
| 一部利用できない | 対象範囲を整理して正式サポートへつなぐ |
| 確認したい | 契約・料金等の正式確認先へつなぐ |
| 将来の変更相談 | 変更手続き・条件等を正式確認する |
新人が独自判定しない
「これは緊急障害です」 「これは大したことありません」 と独自基準で決めません。
SALES-16とSALES-17の境界を理解する
| 通常問い合わせ | 要確認 | クレーム・重大トラブル |
|---|---|---|
| 契約内容や利用方法を確認したい | 営業担当者では判断できない条件 | 強い不満・怒り・重大な影響がある |
| 正式な窓口・次の行動を案内 | 正式確認・専門部署へつなぐ | SALES-17の初期対応へ切り替える |
SALES-17へ切り替える例
- お客様が強く不満を感じている
- 「説明と違う」という主張がある
- 重大な業務影響・トラブルがある
- クレームとして対応が必要
- 感情的な状態で通常案内が難しい
「営業担当者/お客様/正式窓口」で確認することを分ける
| 営業担当者が確認 | お客様に伝えてもらう | 正式窓口で確認 |
|---|---|---|
| 問い合わせの種類 | 現在の症状・状況 | 正式契約内容・請求等 |
| 現在分かっていること | いつから・どこで起きているか | 技術・工事・システム上の詳細 |
| 次に案内する窓口 | 正式窓口で必要となる情報 | 変更・解約等の正式条件 |
望ましい契約後フォロー/避けたいフォロー
| 望ましいフォロー | 避けたいフォロー |
|---|---|
| まず何に困っているか聞く | 話を聞く前に原因を決める |
| 問い合わせ内容を整理する | 何でも同じ窓口へ送る |
| 正式な問い合わせ先を確認する | 記憶で窓口を案内する |
| 次に伝える情報まで整理する | 「電話してください」だけで終える |
| 専門内容は正式窓口へつなぐ | 営業担当者が推測で答える |
| 個人情報は必要な範囲だけ扱う | 個人LINE等で情報を受け取る |
| 解約希望は正式手続きへつなぐ | 無理に引き止める |
| 強い不満ならSALES-17へ切り替える | 通常問い合わせとして押し切る |
GOOD|望ましい契約後フォロー
GOOD
- まず何について困っているか聞く
- 現在の状態を整理する
- 問い合わせ内容を分類する
- 契約先・提供元・請求元等を必要に応じて確認する
- 正式な問い合わせ先を確認する
- 古い窓口を記憶で案内しない
- お客様が次に伝える情報を整理する
- 専門内容を無理に回答しない
- 個人情報を必要以上に取得しない
- 正式なCRM・社内手順を使う
- 料金原因を推測で断定しない
- 技術原因を推測で断定しない
- 問い合わせ先だけでなく次の行動を伝える
- たらい回し時はこれまでの経緯を整理する
- 担当部署同士の責任争いをしない
- 折り返し時は確認対象を明確にする
- 未確認の解決時間を約束しない
- 変更・解約希望を無理に引き止めない
- 必要に応じて解決状況を確認する
- 強い不満・重大トラブルはSALES-17へ切り替える
NG|避けたい契約後フォロー
NG
- 「契約後はサポートに電話してください」
- 「それは私の担当ではありません」
- 「たぶん請求のミスです」
- 「ルーターが悪いと思います」
- 「工事会社のミスですね」
- 「前にも同じことがあったので同じ原因です」
- 古い問い合わせ先を記憶で案内する
- 問い合わせ内容を聞かず別部署へ送る
- 個人LINEへ契約情報を送らせる
- 問い合わせ履歴を個人スマホへ保存する
- 「今日中に必ず解決します」と約束する
- 解約希望のお客様を無理に引き止める
- 通常問い合わせに営業提案を混ぜる
- クレーム状態でも通常案内を続ける
新人営業がやりがちな失敗
先に答える
質問を聞き切る前に回答する。
分類しない
何の相談か整理しない。
全部抱える
専門外まで自分で解決しようとする。
すぐ丸投げ
内容を聞かず別窓口へ送る。
窓口を記憶で案内
最新情報を確認しない。
料金原因を推測
請求内容を確認せず断定する。
技術原因を推測
機器・Wi-Fi等を決めつける。
情報を取りすぎる
不要な個人情報まで取得する。
「確認します」だけ
次に何が起きるか伝えない。
解約を引き止める
正式手続きより営業を優先する。
時間を約束
未確認の折り返し時間を保証する。
クレームを通常扱い
強い不満を通常問い合わせで処理する。
現場で使える基本フレーズ
- 「まず、何についてお困りか整理させてください」
- 「今の状態を一度確認します」
- 「今回の内容は○○についての確認ですね」
- 「この内容は正式な○○窓口で確認する内容です」
- 「お問い合わせの際は、○○を伝えると確認しやすいです」
- 「この点は私の推測ではお答えせず、正式に確認します」
- 「どこへ問い合わせたかと、そこで何と言われたかを確認させてください」
- 「○○について確認し、確認後の次の行動をご案内します」
- 「個人情報は今回必要な範囲だけ確認します」
- 「この内容は技術的な確認が必要なので、正式なサポートへつなぎます」
- 「解約をご希望ということですね。正式な手続き方法を確認します」
- 「強いご不満がある状況なので、通常の問い合わせではなく適切な担当へつなぎます」
会話例|「自分が何のプランか分かりません」
自分が今、 何のプランなのか分からないんです。
現在の正式な契約内容を 一緒に確認しましょう。
私が以前ご説明した内容だけで判断せず、 契約書面や会員ページ等、 今回正式に確認できる方法をご案内します。
会話例|「今月の料金が高いんですが」
今月の料金が いつもより高いんですが。
どの部分が変わっているのか 一度整理しましょう。
対象の請求月と、 気になっている項目を確認します。
私から「割引終了です」などと推測せず、 正式な請求内容を確認できる窓口へつなぎます。
会話例|「Wi-Fiが遅いです」
最近、 Wi-Fiが遅いんです。
状況を少し分けて確認しましょう。
どの端末で、 どの場所で、 いつ頃から遅く感じますか?
回線自体なのかWi-Fiなのかを 私が推測で決めず、 必要な状況を整理して 正式なサポートへつなぎます。
会話例|「テレビが映りません」
テレビが映らなくなりました。
どのテレビで、 どのような状態かを まず確認させてください。
STBやテレビ本体等の原因を 私から決めつけず、 状況を整理して正式なサポートへつなぎます。
会話例|「電話が使えません」
工事後から 電話が使えないんですが。
電話の切替状態を確認しましょう。
工事・開通がどこまで完了しているか、 今回の電話サービス・番号が どの状態なのかを整理します。
私の記憶だけで 「番号移行の問題です」などとは判断しません。
会話例|「工事後からネットが使えません」
工事が終わってから ネットが使えないんです。
工事は完了していて、 現在どこまで利用開始の状態になっているかを 確認しましょう。
機器・回線・Wi-Fi等の原因を すぐ決めず、 状況を整理して正式なサポートへつなぎます。
会話例|「オプションを外したいです」
このオプションを外したいです。
オプション変更をご希望ということですね。
正式な変更方法と、 外した場合に料金・割引等への影響があるかを 確認できる窓口をご案内します。
会話例|「解約したいです」
このサービス、 解約したいです。
解約をご希望ということですね。
正式な解約方法・条件・ 必要な手続きを確認できる窓口をご案内します。
手続きに必要な確認事項も整理します。
GOOD
解約意思を受け止めた後、 無理な引き止めや追加提案をしていません。
会話例|「サポートに電話したら店舗へ聞いてと言われました」
サポートへ電話したら、 店舗に聞いてくださいと言われました。
何度もお問い合わせいただいているんですね。
まず、 サポートへ何を確認されて、 どのような案内を受けたのかを 整理させてください。
今何が未解決なのかを確認して、 次に確認する正式な窓口を整理します。
会話例|「どこに問い合わせればいいか分かりません」
どこに問い合わせればいいか 分からないんです。
まず、 何について確認されたいのかを 一緒に整理しましょう。
内容が分かれば、 正式な問い合わせ先と、 そこで何を伝えればよいかまで確認します。
会話例|店舗で「決済端末が使えなくて営業できません」
決済端末が使えなくて、 営業できないんです。
営業に影響が出ている状況なんですね。
どの通信・設備が利用できない状態なのかを まず確認します。
私だけで原因を判断せず、 正式な緊急・サポート対応の手順へ 速やかにつなぎます。
会話例|法人で「VPNにつながらなくなりました」
回線を変えてから、 VPNにつながらなくなりました。
VPNが利用できないことで 業務に影響が出ているんですね。
回線・固定IP・社内ネットワーク等、 どこを確認する必要があるかを 情報システムご担当者も含めて整理しましょう。
私から技術原因を断定せず、 正式な技術担当へつなぎます。
会話例|「昨日連絡したのに、まだ解決していません」
昨日も連絡したのに、 まだ解決していません。
まだ解決していない状況なんですね。
昨日はどこへ連絡され、 何について確認し、 現在何が残っているのかを 一度整理させてください。
必要に応じて 通常の問い合わせ対応ではなく、 適切な担当へ引き継ぎます。
会話例|「あなたが契約したんだから何とかしてください」
あなたが契約したんだから、 あなたが何とかしてください。
ご不便が続いている状況について、 まず内容を確認させてください。
私が対応できる部分は整理します。
技術・請求等で専門確認が必要な内容は、 解決できる正式な担当へ 適切に引き継ぎます。
SALES-17との境界
強い怒り・不満が続いている場合は、 通常問い合わせだけで処理せず、 SALES-17の初期対応へ切り替えます。
営業担当者は、どこまで覚えればよい?
SALES-16は、 すべての問い合わせ先や 全サポート手順を暗記する研修ではありません。
次の8点を理解できれば十分です。
- まず何について困っているか聞く
- 現在の状況と問い合わせ内容を整理する
- 営業担当者が全部解決しようとしない
- 逆に、何も聞かず丸投げしない
- 最新の正式な問い合わせ先を確認する
- お客様が次に何を伝えるか・何をするかを整理する
- 個人情報は必要な範囲だけ扱う
- 強い不満・重大トラブルならSALES-17へ切り替える
分からない時は、これまでの研修へ戻る
| 研修 | 確認すること |
|---|---|
| BASE-01 | 迷ったら止まる・確認する・相談する |
| BASE-02 | 個人情報を必要な範囲で扱う |
| SALES-04 | 契約先・提供元・請求元・問い合わせ先 |
| SALES-09 | 料金・請求の考え方 |
| SALES-13 | 正式契約内容とお客様の認識 |
| SALES-15 | 工事・開通・切替・利用開始 |
| NET-04・06 | Wi-Fi・インターネットトラブル |
| TV-06 | テレビトラブル |
| TEL-01・02 | 固定電話・番号継続 |
契約後も、START-02の営業担当者の役割へ戻る
契約した後も、 「どこへ問い合わせればよいか分からない」 という状態のまま残さないことは、 この役割の延長です。
まとめ
- SALES-16は、利用開始後の通常問い合わせ・フォローを扱う
- SALES-15は利用開始まで、SALES-16は利用開始後、SALES-17はクレーム・重大トラブル
- 契約後フォローは、お客様の状況を整理して適切な窓口と次の行動を明確にすること
- 営業担当者が全部解決する必要はない
- 逆に、何も聞かずサポートへ丸投げしない
- まず何について困っているのかを確認する
- 契約・料金・工事・機器・通信・テレビ・電話・変更等に整理する
- 問い合わせ分類は全国共通の考え方であり、各社の窓口構成とは限らない
- 契約先・サービス提供元・請求元・問い合わせ先は同じとは限らない
- 正式な問い合わせ先は最新の公式情報・正式資料等で確認する
- 以前の電話番号等を記憶で案内しない
- 問い合わせ先だけでなく、何を伝えるかも整理する
- 不要な個人情報を取得しない
- 個人LINE・個人メール・個人スマホへ顧客情報を保存しない
- 必要な履歴は正式なCRM・顧客管理方法を使う
- 正式契約内容は営業担当者の記憶ではなく正式情報で確認する
- 料金が高いと言われても原因を決めつけない
- 正式確認できない請求額を推測で説明しない
- Wi-Fiとインターネット回線を分けて考える
- SALES-16を技術サポート研修にはしない
- テレビが映らなくても機器・配線等の原因を決めつけない
- 電話・番号相談は正式な切替状態を確認する
- 工事後問い合わせでは工事・開通・利用開始のどの段階か整理する
- 変更・解約希望を引き止めから始めない
- 解約相談へ関係のない追加営業を混ぜない
- 「サポートへ電話してください」だけで終わらない
- なぜその窓口なのか、何を伝えるか、次に何をするかまで整理する
- たらい回し時はこれまでの問い合わせ経緯を確認する
- 工事会社・サポート・店舗・お客様の責任と決めつけない
- 問い合わせ先が分からなければBASE-01へ戻る
- 折り返し時は何を確認するか明確にする
- 確認できていない折り返し時間・解決時間を保証しない
- フォローを理由に無断で何度も連絡しない
- サポート連絡に追加営業を紛れ込ませない
- 必要に応じて解決状況を確認する
- ただし営業担当者による全件継続追跡を全国共通ルールにはしない
- 店舗では決済・予約・電話・POS等への業務影響を見る
- 法人では情シス・契約担当・請求担当等、関係者を分ける
- 緊急性を新人営業が独自基準で断定しない
- 正式なサポート・エスカレーション基準へつなぐ
- 強い不満・怒り・重大トラブルはSALES-17へ切り替える
- 問い合わせ先を全部暗記するより、正しい窓口へつなぐ流れを覚える
- 契約後も、お客様を迷わせない
理解度チェック
SALES-16の内容を理解できたか確認しましょう。 回答はクリックすると表示されます。
Q1 お客様から 「Wi-Fiが遅い」 と言われました。 過去にも同じ相談があったため、 「ルーターが原因です」 と案内してよい。 ○か×か?
回答を見る
まず、 どの端末・場所・時間帯等で どのような状態なのかを整理します。
営業担当者が技術原因を推測で断定せず、 必要に応じて正式なサポートへつなぎます。
Q2 お客様が 「解約したい」 と明確に伝えています。 まず別プランを提案して引き止めるべきでしょうか?
回答を見る
明確な解約意思がある場合は、 まず正式な解約方法・条件・窓口へつなぎます。
契約後フォローを 解約を妨げる営業機会として扱いません。
Q3 営業担当者自身も どの窓口へ案内すればよいか分かりません。 どう対応しますか?
回答を見る
BASE-01の 「迷ったら、止まる。確認する。相談する。」 へ戻ります。
適当な窓口を案内せず、 正式な社内手順・最新情報で 対応先を確認します。
関連する研修
理解度チェック
全3問中2問以上正解で、この研修は完了です。
ログインしていないため、テスト結果と進捗は保存されません。