提案・比較・料金説明実践|お客様が判断できる選択肢をつくる

ケーススタディ・ロールプレイ

PRACTICE-02では、 最初から情報が揃っていない状態から、 お客様へ質問し、 現在地・困りごと・希望・残したい条件を整理しました。

PRACTICE-03では、 その情報を使って 「何を提案すれば売れるか」 ではなく、 「お客様が何を判断材料にすれば選べるか」 を考えます。

同じお客様でも、 料金を重視する人、 使い勝手を重視する人、 業務への影響を重視する人では、 比較すべきポイントが変わります。

営業担当者の役割は、 一つの答えを押しつけることではありません。

条件に合う選択肢を整理し、 違いを分かりやすく伝え、 お客様自身が納得して判断できる状態をつくること です。

VIDEO

まず動画で全体像を確認しましょう

PRACTICE-03「提案・比較・料金説明実践」の重要なポイントを、 約3分の動画で確認できます。 まず動画で全体像をつかみ、 詳しい内容はこのページの本文で確認してください。

PRACTICE-03|提案・比較・料金説明実践|お客様が判断できる選択肢をつくる 動画時間:約3分

この研修の3行まとめ

  1. 売りたいものではなく、お客様の条件から選択肢を組み立てる。
  2. 比較は勝ち負けではなく、条件を揃えて違いを分かるようにする。
  3. 料金・サービス・条件を整理し、お客様自身が判断できる状態をつくる。

このページで実践すること

  • ヒアリング情報から選択肢を組み立てる
  • 売りたい商品から逆算しない
  • 比較条件を揃える
  • 他社を悪く言わず違いを説明する
  • 月額だけで料金を説明しない
  • 初期費用・割引・通常料金等を整理する
  • 専門用語をお客様の言葉へ変える
  • 未確認事項を確定情報として話さない
  • 提案を詰め込みすぎない
  • 説明途中でお客様の理解を確認する

PRACTICE-03で最も大切なこと

SALES-07

売りたいものではなく、
お客様が判断できる
選択肢を組み立てる。

SALES-08

比べる目的は、
勝ち負けを決めることではなく、
違いを分かるようにすること。

SALES-09

料金は、
「月額いくら」ではなく、
「いつ・何に・いくらかかるか」まで伝える。

SALES-10

知っていることと、
伝えられることは違う。

提案・比較・料金説明は、それぞれ役割が違う

段階 目的 考えること
提案 条件に合う選択肢をつくる 何を重視するお客様か
比較 選択肢の違いを分かるようにする 同じ条件・同じ期間で比べているか
料金説明 費用全体を誤解なく伝える 月額・初期費用・割引・通常料金等
分かりやすい説明 お客様が内容を理解できるようにする 専門用語を言い換えられているか
理解確認 判断に必要な情報が伝わったか確認する 分かりにくい点・不安が残っていないか
STEP3共通

聞く。
整理する。
分かりやすく案内する。

STEP4共通|今回も5つの質問へ戻る

1 今どの状況か? 提案・比較中?
→
2 何を確認する? 条件は十分?
→
3 どこへ戻る? 研修・正式情報
4 自分で判断してよい? 断定しない
→
5 誰へつなぐ? 必要なら正式確認

今回のケースは、この順番で考える

1 ヒアリング情報
→
2 選択肢を考える
→
3 比較軸を考える
→
4 不足を確認
5 追加情報
→
6 提案を組み直す
→
7 説明する
→
8 理解確認
!

「正解の商品」を当てる必要はありません

全国共通教材では、 特定の商品名・料金・事業者条件を 正解として固定しません。

今回確認するのは、 「どの条件を比較すれば、 お客様が判断できるか」 です。

CASE 01|家庭

「もう一番安いのでいいですよ」

PRACTICE-02で、 次の内容までヒアリングできています。

ヒアリング済み

  • 家族4人
  • 動画利用が多い
  • 子どもがオンラインゲームをする
  • 在宅勤務が週3日ある
  • 夜に遅いと感じることがある
  • 料金は下げたい
  • 速度は落としたくない
お客様

いろいろ聞くと迷うので、 もう一番安いのでいいですよ。

あなたならどうする?

最安プラン1つだけを
提案しますか?

まず考えてください

  • 本当に「最安」だけを優先してよいでしょうか?
  • 料金以外に残したい条件は何でしょうか?
  • 何案程度なら比較しやすいでしょうか?
  • 料金差と条件差をどう伝えますか?
  • まだ不足している情報はありませんか?

STEP4共通の5つの判断

  1. 今はヒアリング後の提案段階ですか?
  2. 料金以外の条件は十分確認できていますか?
  3. どの研修へ戻りますか?
  4. 最安プランが最適と自分で決めてよいですか?
  5. 正式料金・仕様で要確認事項はありますか?

STEP 1 どのような選択肢を作るか考えてください。

考えたら追加情報を見る

さらに確認すると、 次のことが分かりました。

  • 月数百円程度の差なら、安定した使い方を優先したい
  • 家族全員が同じ時間帯にインターネットを使うことがある

この情報が加わると、 「一番安い」 だけでは判断しにくいことが分かります。

STEP 2 追加情報をもとに、提案を組み直してください。

判断ポイントを見る

このケースでは、 一案だけに絞るより、 比較しやすい2案程度 に整理する方法が考えられます。

選択肢 比較する考え方
選択肢A 料金をより抑えやすい方向
選択肢B 家族同時利用・動画・ゲーム・在宅勤務等も踏まえて比較する方向

ここで重要なのは、 AかBのどちらを営業担当者が決めることではありません。

料金と利用条件の違いが分かる状態をつくること です。

ANSWER GOOD/NGと説明例を確認します。

GOOD/NGを見る
✓

GOOD

「条件を整理すると、 主に2つの考え方があります。 こちらは料金を抑えやすい選択肢、 もう一方はご家族で同時に使う時間帯や 在宅勤務等も踏まえて比較する選択肢です」

「料金だけで見るか、 使い方も含めて見るかで 比較しやすいと思います」

×

NG

「では一番安いプランにしますね」 と、 ヒアリングで確認した条件を無視する。

戻る研修: SALES-07・SALES-09・SALES-10・ 必要に応じてNET関連

CASE 01|最重要能力

ニーズから、
選択肢を組み立てる。

ROLE PLAY|5〜10分

営業役:新人担当者
お客様役:家族4人のお客様

営業役は、 1案へ誘導せず、 比較しやすい選択肢を整理してください。

CUSTOMER お客様役だけ開いてください。

お客様役用情報

営業役の説明に応じて、 次の質問を適宜してください。

  • 「結局どちらがおすすめなんですか?」
  • 「料金はどれくらい違いますか?」
  • 「安い方だと何が変わりますか?」
  • 「家族4人で使っても大丈夫ですか?」

営業役が一方的に決めつけず、 違いを説明できるか確認してください。

CASE 01|評価

  • □ ヒアリング情報をもとに提案した
  • □ 売りたいものから逆算しなかった
  • □ 必要な選択肢を整理した
  • □ 比較条件を揃えた
  • □ 他社批判をしなかった
  • □ 月額以外の料金も整理した
  • □ 専門用語を言い換えた
  • □ 未確認事項を断定しなかった
  • □ お客様の理解を途中で確認した
  • □ お客様が判断できる状態をつくれた
CASE 02|家庭

「他社の方が安くないですか?」

お客様は、 現在あなたの提案と他社サービスを比較しています。

ヒアリング済み

  • 自社と他社を比較検討中
  • 他社のキャンペーン価格は把握している
  • 他社の通常料金は確認できていない
お客様

でも、 他社の方が安くないですか?

あなたならどうする?

「うちの方が安いです」
と競いますか?

比較する前に考えてください

  • 同じ期間を比較していますか?
  • キャンペーン期間だけを比べていませんか?
  • 初期費用は同じ条件ですか?
  • 割引条件は同じですか?
  • サービス内容は同等ですか?
  • 通常料金まで確認できていますか?

STEP4共通の5つの判断

  1. 今は比較段階ですか?
  2. 比較条件は揃っていますか?
  3. どの研修へ戻りますか?
  4. 自社が安いと断定できますか?
  5. 未確認の他社条件はどう扱いますか?

STEP 1 比較する項目を考えてください。

考えたら追加情報を見る
  • お客様が見ている他社料金はキャンペーン期間中の金額
  • キャンペーン終了後の料金はお客様も把握していない

この時点では、 「どちらが安い」 と正確に比較できる材料が揃っていません。

STEP 2 条件を揃えるとしたら、何を見るか考えてください。

判断ポイントを見る
比較軸 確認すること
期間 同じ利用期間で比べる
月額 割引期間中/通常時を分ける
初期費用 工事等を含めた初期負担を確認
割引条件 適用条件・期間等を確認
サービス 内容や条件が同じか確認
未確認 分からない部分を無理に埋めない

ANSWER GOOD/NGを確認します。

GOOD/NGを見る
✓

GOOD

「他社の方が安く見えるんですね。 今見られている金額がキャンペーン中の料金とのことなので、 同じ期間・同じ条件に揃えて比較してみましょう」

「通常時の料金や初期費用等も確認できると、 違いが分かりやすくなります」

×

NG

  • 「うちの方が絶対安いです」
  • 「他社はあとで高くなりますよ」
  • 条件未確認のまま勝ち負けを決める

戻る研修: SALES-08・SALES-09

CASE 02|最重要能力

勝ち負けではなく、
比較条件を揃える。

ROLE PLAY|5〜10分

営業役:新人担当者
お客様役:他社と比較中のお客様

営業役は、 自社を勝たせる説明ではなく、 比較条件を揃える説明をしてください。

CUSTOMER お客様役だけ開いてください。

お客様役用情報

次の質問を適宜してください。

  • 「結局どちらが安いんですか?」
  • 「割引が終わったらどうなりますか?」
  • 「最初はいくらかかりますか?」
  • 「他社との一番大きな違いは何ですか?」

CASE 02|評価

  • □ ヒアリング情報をもとに説明した
  • □ 売りたいものから逆算しなかった
  • □ 必要な選択肢を整理した
  • □ 比較条件を揃えた
  • □ 他社批判をしなかった
  • □ 月額以外の料金も整理した
  • □ 専門用語を言い換えた
  • □ 未確認事項を断定しなかった
  • □ お客様の理解を途中で確認した
  • □ お客様が判断できる状態をつくれた
CASE 03|店舗・事業所

「できるだけシンプルな構成にしたいです」

小規模店舗の通信環境について、 次の内容までヒアリングできています。

ヒアリング済み

  • キャッシュレス決済あり
  • 予約システムあり
  • 固定電話を利用する
  • 来店客Wi-Fiも検討中
  • オーナーはITに詳しくない
  • 決済停止を特に心配している
店舗オーナー

機械のことはよく分からないので、 できるだけシンプルな構成にしたいです。

あなたならどうする?

機器名称や構成を
詳しく説明しますか?

まず考えてください

  • この店舗が最も重視していることは何ですか?
  • どの情報まで営業担当者が説明すべきですか?
  • 業務用と来店客利用をどう整理しますか?
  • 専門用語をどう言い換えますか?
  • 技術構成を営業だけで確定してよいですか?

STEP4共通の5つの判断

  1. 今は提案・説明段階ですか?
  2. 業務上何を優先しますか?
  3. どの研修へ戻りますか?
  4. 技術構成を自分だけで決めてよいですか?
  5. どの部分を正式な技術確認へつなぎますか?

STEP 1 「シンプル」という言葉の意味を考えてください。

考えたら追加情報を見る
  • 店舗オーナーは専門用語をほとんど知らない
  • 予算にも上限がある

このケースでの 「シンプル」は、 機器数を営業担当者が勝手に減らすことではありません。

お客様が役割と違いを理解しやすい形に整理すること が重要です。

STEP 2 お客様にどう説明するか考えてください。

判断ポイントを見る
お客様へ整理すること 説明の考え方
店舗業務 決済・予約等、止まると業務へ影響する利用
電話 予約・問い合わせ等で使う役割
来店客Wi-Fi お客様向け利用として分けて整理
技術構成 営業だけで断定せず、必要に応じて正式確認
費用 初期・月額等を役割と合わせて整理

ANSWER GOOD/NGを確認します。

GOOD/NGを見る
✓

GOOD

「専門用語を使わずに整理すると、 まず店舗の決済や予約に使う通信と、 来店されたお客様向けのWi-Fiがあります」

「どこまで同じ構成にできるかなど、 技術的な部分は正式に確認したうえで、 分かりやすく整理してご案内します」

×

NG

ONU・ルーター・AP等の 専門用語を次々に使い、 機器構成を営業担当者だけで確定する。

戻る研修: SALES-07・SALES-09・SALES-10・ NET-03・NET-04・必要に応じて正式技術確認

CASE 03|最重要能力

複雑な条件を、
分かりやすく整理する。

ROLE PLAY|5〜10分

営業役:新人担当者
お客様役:ITに詳しくない店舗オーナー

営業役は、 専門用語をなるべく使わず、 「何に使うものか」 から説明してください。

CUSTOMER お客様役だけ開いてください。

お客様役用情報

営業役へ適宜、 次の質問をしてください。

  • 「それはどういう意味ですか?」
  • 「そんなに機械が必要なんですか?」
  • 「結局、何があれば店を営業できますか?」
  • 「最初はいくらかかりますか?」
  • 「予算内に収まりますか?」

CASE 03|評価

  • □ ヒアリング情報をもとに提案した
  • □ 売りたいものから逆算しなかった
  • □ 必要な選択肢を整理した
  • □ 比較条件を揃えた
  • □ 他社批判をしなかった
  • □ 月額以外の料金も整理した
  • □ 専門用語を言い換えた
  • □ 未確認事項を断定しなかった
  • □ お客様の理解を途中で確認した
  • □ お客様が判断できる状態をつくれた
CASE 04|法人

「上司に説明できるように、2つの案の違いを整理してください」

法人のお客様との提案が進み、 現在2案まで候補を絞っています。

ヒアリング済み

  • 2案まで候補を絞っている
  • 総務担当が窓口
  • 技術担当は別にいる
  • 固定IPが必要かどうかは確認中
  • 翌日に役員会で説明する予定
法人担当者

明日の会議で説明したいので、 2つの案の違いを 分かりやすく整理してもらえますか?

あなたならどうする?

自分が一番売りたい案を
強くおすすめしますか?

比較軸を考えてください

  • 費用
  • サービス内容
  • 運用面
  • 条件
  • 注意点
  • 確認済み/要確認

STEP4共通の5つの判断

  1. 今は社内判断用の比較整理段階ですか?
  2. 役員が判断するために何が必要ですか?
  3. どの研修へ戻りますか?
  4. 経営判断を営業担当者が代行してよいですか?
  5. 技術条件等の未確認事項は誰へ確認しますか?

STEP 1 2案をどう比較するか考えてください。

考えたら追加情報を見る
  • 料金だけでなく運用面も重視している
  • 固定IPについてはまだ正式確認できていない

つまり、 金額だけで 「A案がおすすめ」 と決めることはできません。

STEP 2 第三者が見ても分かる比較を考えてください。

判断ポイントを見る
比較軸 案A 案B
料金 正式料金を記載 正式料金を記載
初期費用 確認済み内容 確認済み内容
主な違い 条件Aの特徴 条件Bの特徴
運用面 確認済み内容 確認済み内容
要確認 未確認事項を明記 未確認事項を明記

実際の数値・条件は、 最新の正式資料で確認して記載します。

ANSWER GOOD/NGを確認します。

GOOD/NGを見る
✓

GOOD

「上司の方にも比較しやすいように、 料金・条件・運用面・注意点の4つに分けて整理します」

「固定IPについてはまだ確認中なので、 確定情報として書かず 『要確認』として分けておきます」

「どちらを選ぶかは、 御社で何を重視されるかによって変わります」

×

NG

  • 自分が売りたい案だけを強調する
  • 「こちらを選べば間違いありません」と決めつける
  • 固定IP等の未確認条件を確定情報として記載する

戻る研修: SALES-07・SALES-08・SALES-09・SALES-10

CASE 04|最重要能力

第三者にも説明できる
判断材料を整理する。

ROLE PLAY|5〜10分

営業役:新人担当者
お客様役:法人の総務担当者

営業役は、 担当者がそのまま上司へ説明できる程度に 2案の違いを整理してください。

CUSTOMER お客様役だけ開いてください。

お客様役用情報

適宜、 次の質問をしてください。

  • 「結局どちらを選べばいいですか?」
  • 「料金以外の違いは何ですか?」
  • 「固定IPは使えるんですよね?」
  • 「上司には何をポイントに説明すればいいですか?」

営業役が 未確認事項を断定せず、 判断材料として整理できるか確認してください。

CASE 04|評価

  • □ ヒアリング情報をもとに提案した
  • □ 売りたいものから逆算しなかった
  • □ 必要な選択肢を整理した
  • □ 比較条件を揃えた
  • □ 他社批判をしなかった
  • □ 月額以外の料金も整理した
  • □ 専門用語を言い換えた
  • □ 未確認事項を断定しなかった
  • □ お客様の理解を途中で確認した
  • □ お客様が判断できる状態をつくれた

4つのケースから分かること

ケース 判断材料 新人が注意すること
家庭|最安希望 料金+利用条件 最安1案へすぐ決めない
家庭|他社比較 期間・料金・条件・サービス 勝ち負けにしない
店舗 業務用途+費用+技術条件 専門用語で説明しない
法人 費用+運用+条件+未確認 経営判断を代行しない
共通

「何を売るか」より、
「何を比べれば判断できるか」を考える。

家庭/店舗/法人で、説明の焦点は変わる

対象 説明の焦点
家庭 料金・家族の使い方・速度・TV・電話等を、 日常生活でどう変わるかと合わせて説明する
店舗・事業所 決済・予約・電話・Wi-Fi等、 業務でどのように使うかを中心に説明する
法人 拠点・運用・費用・技術条件・契約・ 社内説明に必要な判断材料を整理する

選択肢は、多ければよいわけではない

「お客様に選んでもらう」 と考えると、 すべてのプランを説明したくなることがあります。

しかし、 選択肢が増えすぎると、 かえって違いが分かりにくくなります。

✓

GOOD

ヒアリングした条件をもとに、 比較する意味がある選択肢へ整理する。

×

NG

「全部説明した方が公平だから」 と、 関係の薄い選択肢まで大量に並べる。

判断

選択肢を増やすのではなく、
違いが分かるように整理する。

「おすすめ」と「決めつけ」は違う

おすすめ 決めつけ
お客様の条件を根拠に説明する 営業担当者の都合で決める
「○○を重視されるなら比較しやすいです」 「絶対これです」
違い・注意点も伝える 良い面だけを強調する
最終判断はお客様に委ねる 選択を迫る
✓

伝え方の例

「料金をできるだけ抑えることを重視されるなら、 こちらが比較しやすいです」

「一方で、 ○○を重視される場合はこちらも候補になります」

料金は「月額」だけで終わらせない

1 初期 最初にかかる費用
→
2 月額 毎月の基本費用
→
3 割引 条件・期間
→
4 通常時 割引終了後等
!

正式料金を必ず確認する

実際の金額・割引・条件・適用期間等は、 最新の正式資料・正式画面で確認します。

この研修では、 特定の料金を暗記することを目的にしていません。

GOOD/NG|提案・比較・料金説明

GOOD NG
条件から選択肢を作る 売りたい商品から逆算する
必要な案に絞る 選択肢を増やしすぎる
条件を揃えて比較する 都合のよい部分だけ比べる
他社との違いを公平に説明する 他社を悪く言う
月額以外も伝える 月額だけを強調する
割引期間・通常時を分ける 割引終了後を説明しない
専門用語を言い換える 専門用語を並べる
未確認は要確認として残す 未確認条件を断定する
途中で理解を確認する 一方的に説明し続ける
お客様の判断を待つ 「これで大丈夫」と決める

新人がやりがちな提案・説明の失敗

01

売りたいものから考える

お客様の条件より販売側の都合を優先する。

02

一案だけ出す

比較する材料がないまま結論へ誘導する。

03

選択肢を増やしすぎる

全部説明して逆に分かりにくくする。

04

他社批判

違いの説明ではなく勝ち負けにする。

05

月額だけ説明

初期費用・通常料金等を後回しにする。

06

割引だけ強調

期間や通常時を伝えない。

07

専門用語だらけ

知識を見せることが説明の目的になる。

08

未確認を断定

正式確認前の条件を「できます」と話す。

09

説明を詰め込む

一度に大量の情報を話す。

10

理解確認をしない

説明したことを理解されたことと同じにする。

11

おすすめを決めつけにする

「絶対これです」と選択を迫る。

12

判断を代行する

お客様や会社が決めることまで営業が決める。

現場で使える提案・説明フレーズ

  1. 「条件を整理すると、主にこの2つが考えられます」
  2. 「こちらは料金を抑えやすく、こちらは○○を重視する場合に比較しやすいです」
  3. 「何を優先されるかで、選び方が変わります」
  4. 「比較する期間と条件を揃えて確認します」
  5. 「この金額は割引期間中の料金です」
  6. 「通常時はいくらになるかも合わせて確認します」
  7. 「最初にかかる費用と、毎月の費用を分けてご説明します」
  8. 「この部分はまだ正式確認が必要です」
  9. 「専門用語を使わずに言うと、○○のために使うものです」
  10. 「ここまでで分かりにくい点はありますか?」
  11. 「料金以外で気になる違いはありますか?」
  12. 「この2つを比べる時、何を一番重視されますか?」
!

フレーズは台本ではありません

お客様の状況に合わせて、 必要な言葉を選んでください。

大切なのは、 お客様が違いを理解できたか です。

「お客様が判断できる状態」になったか確認する

提案後の確認

  • なぜこの選択肢なのか分かる
  • 選択肢ごとの違いが分かる
  • 料金の全体像が分かる
  • 割引期間と通常時を区別できる
  • 初期費用等の確認事項が分かる
  • 未確認事項がどこか分かる
  • 自分が何を重視して選べばよいか分かる
  • 質問したいことを質問できる
ゴール

「おすすめが分かった」ではなく、
「自分で選べる状態」になったか。

自己評価|PRACTICE-03

  • □ ヒアリング情報をもとに提案した
  • □ 売りたいものから逆算しなかった
  • □ 必要な選択肢を整理した
  • □ 選択肢を増やしすぎなかった
  • □ 比較条件を揃えた
  • □ 他社批判をしなかった
  • □ 月額以外の料金も整理した
  • □ 割引と通常料金を分けた
  • □ 専門用語を言い換えた
  • □ 未確認事項を断定しなかった
  • □ お客様の理解を途中で確認した
  • □ お客様が判断できる状態をつくれた
CHECK

理解度チェック

PRACTICE-03の判断を確認します。 回答はクリックすると表示されます。

Q1 お客様が 「一番安いのでいいです」 と言っています。 最安プランだけを提案すればよいでしょうか?

回答を見る
答え:必ずしもそうではありません

PRACTICE-02で確認した 利用状況・困りごと・残したい条件等も含めて考えます。

「最安」という言葉だけで決めず、 お客様が比較できる選択肢を整理します。

Q2 お客様が見ている他社料金が キャンペーン期間中の金額でした。 自社の通常料金とそのまま比べてよいでしょうか?

回答を見る
答え:条件を揃えて比較します

期間・割引・初期費用・サービス内容等を できる範囲で揃えて整理します。

未確認部分がある場合は、 勝手に補完せず「未確認」として扱います。

Q3 法人のお客様から 「結局どちらを選べばいいですか?」 と聞かれました。 営業担当者はどうしますか?

回答を見る
答え: 重視する条件に応じて違いを整理し、 最終判断をお客様へ委ねます

「○○を重視されるならこちらが比較しやすい」 と根拠を説明することはできます。

ただし、 未確認条件を断定したり、 お客様や会社の判断を営業担当者が代行したりしません。

復習したい時はこちら

PRACTICE-03|最後に

良い提案とは、
営業担当者が
「一番おすすめの商品」を
当てることではありません。

お客様が何を
重視しているかを整理し、

選択肢をつくる。

違いを分かるようにする。

料金を全体で伝える。

分からないことは
要確認として残す。

そして最後は、

お客様自身が納得して
選べる状態をつくる。

それが、
PRACTICE-03で身につける
提案・比較・料金説明の基本です。

NEXT
STEP4|4 / 8 意思確認・最終照合・申込実践|「申し込みます」の後を飛ばさない

PRACTICE-03では、 ヒアリング情報をもとに、 お客様が比較・判断できる選択肢をつくり、 違い・料金・条件を分かりやすく伝える練習をしました。

次のPRACTICE-04では、 お客様から 「申し込みます」 「それでお願いします」 と意思が示された後に、 必要な確認を飛ばさず、 意思確認→最終照合→正式手続きへ進む実践を行います。

目次