SALES-11では、 お客様から質問・不安・迷いが出た時に、 すぐ反論・説得するのではなく、 何が気になっているのかを確認し、 判断に必要な情報を整理することを学びました。
質問や不安がある程度整理できたら、 次に確認するのは、 「お客様は今、どのように考えているのか」 です。
営業では、 この段階を 「クロージング」 と呼ぶことがあります。
しかし、 この研修でいうクロージングは、 「最後のひと押し」でも、 「YESを取る話法」でもありません。
お客様が、 進みたいのか。 まだ確認したいのか。 今回は見送るのか。
現在の意思を確認し、 その状態に合った 次の行動を整理することが目的です。
まず動画で全体像を確認しましょう
SALES-12「クロージングの基本」の重要なポイントを、 約4分の動画で確認できます。 まず動画で全体像をつかみ、 詳しい内容はこのページの本文で確認してください。
この研修の3行まとめ
- クロージングは、契約を迫ることではなく、お客様の現在の意思を確認すること。
- 「進みたい/まだ確認したい/今回は見送る」のどの状態も、正当な判断として扱う。
- 意思を確認したら、その状態に合った次の行動を整理する。
このページで学ぶこと
- クロージングの本来の目的
- お客様の3つの判断状態
- 意思確認前に要約する方法
- 未確認事項を残したまま進めない考え方
- 興味と申込意思の違い
- 「お願いします」の確認方法
- 家族・決裁者確認が必要な場合の対応
- 保留・見送りを尊重する方法
- クロージングで急がせない方法
- SALES-13へつなぐ方法
SALES-11で整理した後に「今どう考えているか」を確認する
SALES-11では、 お客様の質問・不安・迷いを整理し、 必要な情報を案内したあと、 お客様の判断を待ちました。
SALES-12では、 その次の段階として、 お客様が現在どのように考えているか を確認します。
この研修でいう「クロージング」とは?
| この研修では扱わないクロージング | この研修で扱うクロージング |
|---|---|
| 最後のひと押し | 現在の意思を確認する |
| YESを取る | 判断状態を明確にする |
| 断りにくくする | 選択肢を残す |
| その場で申し込ませる | 次に何をするか整理する |
お客様の状態を、大きく3つに整理する
進みたい
内容を理解し、 次の確認・手続きへ 進みたい状態。
まだ確認したい
判断前に、 確認・相談・検討が 必要な状態。
今回は見送る
今回は変更・申込を 進めない状態。
注意
必ずこの3つのどれかへ 無理に分類する必要はありません。
「まだ何とも言えない」 「一部だけ興味がある」 など、 曖昧な状態もあります。
クロージングは4つの流れで考える
いきなり「では申し込みましょう」と進めない
意思を確認する前に、 ここまで話した内容を 短く整理します。
GOOD
「ここまでを整理すると、 お客様が重視されていたのは 月額料金とWi-Fi環境でした」
「料金はこちらの条件で、 Wi-Fiについては この機器構成で検討しています」
必要なら、これまで整理した条件へ戻る
| 戻る研修 | 振り返ること |
|---|---|
| SALES-05 | 困りごと・希望・背景・優先順位 |
| SALES-07 | 絶対条件・希望条件・許容条件・未確認事項 |
| SALES-08 | 比較した選択肢と比較軸 |
| SALES-09 | 月額・初期費用・割引・変更時等の料金条件 |
| SALES-11 | 残っている質問・不安・迷い |
未確認事項を無視して、申込へ進まない
クロージング前に、 お客様の判断へ影響する 重要な未確認事項が残っていないか確認します。
確認済み
正式情報等で 確認できている。
不明
現時点では 分からない。
要確認
判断前に 正式確認が必要。
注意
番号継続・工事可否・設備条件・料金等、 お客様の判断に影響する重要事項が 要確認なら、 確認してから判断する選択肢を残します。
「全部大丈夫ですよね?」とYESを誘導しない
NG
- 「これで全部大丈夫ですよね?」
- 「もう問題ないですよね?」
- 「特に不安はないですよね?」
- 「では申し込めますよね?」
GOOD
「ここまでで、 まだ確認しておきたいことはありますか?」
意思確認は、自然に聞く
- 「今の時点では、どのようにお考えでしょうか?」
- 「この内容で進めたいお気持ちでしょうか?」
- 「もう少し確認してから判断されたいでしょうか?」
- 「今回は変更しない方向も含めて、どのようにお考えですか?」
POINT
「契約するかどうか」だけを 聞く必要はありません。
今の判断状態を お客様自身の言葉で 教えてもらいます。
「契約する前提」の二択にしない
避けたい二択
- 「今日申し込みますか?明日にしますか?」
- 「AプランとBプラン、どちらで申し込みますか?」
- 「工事日は平日と土日どちらがいいですか?」
申込意思を確認する前に、 契約することを前提として 次の質問へ進んでいます。
「興味がある」と「申し込みたい」を分ける
| お客様の発言・反応 | まだ分からないこと |
|---|---|
| 「いいですね」 | 良いと感じただけか、進みたいのか |
| 「気になります」 | 知りたいだけか、検討したいのか |
| 「検討したいです」 | 今進む意思があるとは限らない |
| うなずく | 理解しただけか、同意したのか |
| 沈黙する | 考えているのか、迷っているのか |
「お願いします」は、何をお願いされたのか確認する
「お願いします」という言葉も、 前後の会話によって意味が違います。
たとえば、
- 詳しい説明をお願いします
- 料金確認をお願いします
- 工事条件の確認をお願いします
- 資料をお願いします
- 申込みをお願いします
GOOD
「ありがとうございます。 念のため確認ですが、 今のお申し出は このプランの申込みを進めたい、 ということでよろしいでしょうか?」
沈黙・うなずきを申込意思と解釈しない
NG
お客様がうなずいたので、 「ありがとうございます。 では申込手続きに入ります」 と進める。
GOOD
「ここまでの内容は ご理解いただけたと思います。 今の時点では、 この内容で進めたいお気持ちでしょうか?」
家族・決裁者への確認が残っている状態を尊重する
契約者、 実際の利用者、 支払者、 決裁者が 同じ人とは限りません。
| 状況 | 次に整理すること |
|---|---|
| 家族に相談 | 家族へ説明するために必要な料金・工事・変更点等 |
| 契約者に確認 | 契約者が判断するために必要な情報 |
| 上司・決裁者に確認 | 費用・条件・業務影響・稟議等に必要な情報 |
「申込意思あり/検討中/見送り」を整理する
| 状態 | 営業担当者が確認すること | 次の行動 |
|---|---|---|
| 申込意思あり | 何を進めたいのか・未確認事項はないか | SALES-13の最終確認へ |
| 検討中 | 何を確認すれば判断できるか | 必要な確認・相談を整理 |
| 見送り | 原則として意思を尊重 | 説得を続けず終了 |
「進みたい」と言われても、すぐ申込入力へ飛ばない
お客様から申込意思が確認できたら、 次に、 何を申し込むつもりなのか を整理します。
- 選択したサービス
- プラン
- 必要なオプション
- 料金条件
- 工事・開通等に関する条件
- 未確認事項の有無
- 次に必要となる確認・手続き
SALES-13との境界
SALES-12では、 「進みたい意思を確認し、 次の最終確認へつなぐ」 ところまで扱います。
契約内容の詳細な最終照合は SALES-13で扱います。
「意思確認/最終確認/正式手続き」を分ける
| 段階 | 目的 |
|---|---|
| SALES-12|意思確認 | お客様が今どう考えているかを確認する |
| SALES-13|最終確認 | 聞いていた話と実際の契約内容を一致させる |
| SALES-14|正式手続き | 申込・本人確認・重要事項説明等を正式な手順で進める |
「まだ確認したい」なら、何を確認すれば判断できるか整理する
| 確認する人 | 確認例 |
|---|---|
| 営業担当者 | 提供条件・工事・番号継続・正式料金等 |
| お客様 | 現契約・請求内容・現在機器等 |
| 家族 | 利用希望・料金負担・変更可否等 |
| 会社・決裁者 | 予算・稟議・業務影響・契約方針等 |
| 正式確認 | 設備・工事・審査等、営業だけで決められない事項 |
次回連絡が必要なら「目的・内容・時期」を明確にする
GOOD
「工事条件はこちらで確認します。 確認できた内容をご案内するために、 ○日頃にご連絡してもよろしいでしょうか?」
注意
「検討中だから追い続ける」 という考え方にはしません。
連絡が必要な場合は、 何を伝えるための連絡なのかを 明確にします。
営業都合の「決断期限」を作らない
NG
- 「いつ決めますか?」と回答を迫る
- 「○日までに決めてください」
- 「今週中に返事をください」
- 営業担当者の目標都合で期限を設定する
GOOD
「正式な受付期限等がある場合は その条件を正確にお伝えします。 そのうえでご判断ください」
本当に期限があっても、契約圧力へ変えない
避けたい表現
- 「今決めないと損です」
- 「この機会を逃すともったいないです」
- 「皆さん申し込んでいます」
- 「せっかくここまで説明したので」
- 「私なら申し込みます」
GOOD
「現在確認できているキャンペーン期限は○○です。 適用条件はこちらです」
「期限も判断材料の一つとして ご確認ください」
営業成績・目標を、クロージングの理由にしない
営業担当者には、 目標や評価、キャンペーン、 インセンティブ等がある場合があります。
しかし、 それはお客様が契約を判断する理由ではありません。
「今回は見送ります」と言われたら、その意思を尊重する
NG
- メリットをもう一度並べる
- 別プランを次々提示する
- 「何がダメでしたか?」と迫る
- 「最後に一つだけ」と再度勧誘する
GOOD
「承知しました。 本日はご検討いただき ありがとうございました」
法令・社内ルール
勧誘継続に関するルールは、 対象となるサービス・契約種別等によって 適用関係が異なる場合があります。
この研修では共通原則として、 明確な見送り意思を尊重し、 契約を覆すための説得を続けない ことを基本とします。
見送り理由を、無理に聞く必要はない
サービス改善等の目的で、 任意で感想を聞く場面はあります。
ただし、 契約を覆すために理由を聞くこと とは分けます。
任意で聞く場合
「差し支えなければ、 今後のご案内改善の参考として 気になった点を伺ってもよろしいでしょうか? お答えいただかなくても大丈夫です」
新人研修では
見送られた後に 無理に理由を聞くことは推奨しません。
「今回は変更しない」も正しい選択肢になり得る
お客様の条件によっては、 次の判断もあり得ます。
- 今回は変更しない
- 時期を改めて検討する
- 一部サービスだけ変更する
- 現在契約を残す
- 別の選択肢を検討する
YES/NOだけでなく「保留・確認」も正当な状態
お客様が まだ判断できない理由があるなら、 無理にYES/NOを求めません。
GOOD
「まだ決められないという状態でも大丈夫です。 判断するために、 何を確認すればよいかだけ整理しておきましょう」
クロージングで、新しい情報を大量に追加しない
NG
- 最後になって新しいメリットを大量に追加する
- 直前に別の割引を持ち出す
- 突然新しいオプションを提案する
- 新しい条件を出して判断を揺らす
新しい重要情報が出たら
意思確認をいったん止め、 説明・比較・確認の段階へ戻ります。
「説明 → 理解 → 意思確認」の順番を守る
お客様の沈黙を急かさない
意思確認をした後、 お客様が考える時間が必要な場合があります。
NG
沈黙に耐えられず、 次々にメリット・料金・特典を 話し続ける。
GOOD
質問したら、 お客様が考える時間を待ちます。
「どうされますか?」を繰り返さない
意思確認は、 一度聞けば十分な場合があります。
答えにくそうであれば、 同じ質問を繰り返すのではなく、 聞き方を少し変えます。
例
「今の時点では、 進めたい、 もう少し確認したい、 今回は見送る、 どれに近いでしょうか?」
3択を強制しない
お客様が この3つ以外の言葉で 状態を説明しても問題ありません。
「進みたい」と「契約が成立した」を同じにしない
SALES-12で確認するのは、 お客様の 「申込みを進めたいという意思」 です。
この研修では、 その意思確認だけで 契約が完了したものとは扱いません。
注意
実際の契約成立時点や 正式な申込手順は、 事業者・サービス・申込方法・契約条件等によって 確認が必要です。
営業担当者の判断だけで 「もう契約済みです」 と扱わないようにします。
「お客様の発言/確認すること/次の行動」
| お客様の発言 | 営業担当者が確認すること | 次の行動 |
|---|---|---|
| 「内容は分かりました」 | 理解しただけか、進みたいのか | 現在の意思を確認 |
| 「いいですね」 | 何を良いと感じたか・進みたいか | 申込意思を勝手に決めない |
| 「お願いします」 | 何をお願いしているのか | 対象を確認 |
| 「考えたい」 | 確認不足があるか | 必要なら確認事項を整理 |
| 「家族に相談します」 | 家族へ何を説明する必要があるか | 必要情報を整理 |
| 「今回はやめます」 | 原則として追加確認不要 | 意思を尊重して終了 |
家庭向けクロージングで確認したいこと
- 家族への相談が必要か
- 契約者本人の意思確認が必要か
- 料金条件は理解できているか
- 工事条件に未確認事項はないか
- 電話番号等、残したい条件は確認できているか
- 現在サービスで残したいものはないか
店舗・事業所では「業務への影響」が残っていないか確認する
必要に応じて確認する例
- 切替時の通信断
- 工事時間・営業時間への影響
- 固定電話・FAX等
- 決済端末
- 予約システム
- 業務システム
- その他ネット接続機器
法人では「担当者の理解」と「会社の意思決定」を分ける
担当者が 「良いと思います」 と言っていても、 会社として申込意思が確定したとは限りません。
GOOD
「ありがとうございます。 会社として進めるには どなたの確認・承認が必要でしょうか?」
「決裁に必要な情報を 整理しましょう」
「望ましいクロージング/避けたいクロージング」
| 望ましいクロージング | 避けたいクロージング |
|---|---|
| まず要約する | いきなり申込へ進む |
| 未確認事項を確認する | 都合の悪い未確認事項を無視する |
| 現在の意思を確認する | YESを誘導する |
| 検討・見送りも残す | 契約前提の二択にする |
| 沈黙を待つ | 沈黙に耐えられず話し続ける |
| 家族・決裁者確認を尊重する | 相談・決裁を突破しようとする |
| 正式な期限だけ正確に伝える | 期限を使って急がせる |
| 見送り意思を尊重する | 見送り後も説得を続ける |
GOOD|望ましいクロージング
GOOD
- クロージングを意思確認と考える
- まずここまでの内容を短く要約する
- 優先順位・条件を必要に応じて振り返る
- 未確認事項が残っていないか確認する
- 重要な要確認事項があれば確認後の判断を残す
- 自然な言葉で現在の意思を確認する
- 進みたい・確認したい・見送るをすべて正当な状態として扱う
- 興味と申込意思を分ける
- うなずき・沈黙をYES扱いしない
- 「お願いします」の対象を必要に応じて確認する
- 家族・契約者・決裁者等への確認を尊重する
- 進みたい場合も、何を進めるか確認する
- SALES-13の最終確認へつなぐ
- 検討中なら必要な確認事項を整理する
- 連絡が必要なら目的・内容・時期を明確にする
- 営業都合の期限を作らない
- 正式な期限は正確に案内する
- クロージングで新情報を大量に追加しない
- 沈黙を待つ
- 見送り意思を尊重する
NG|避けたいクロージング
NG
- 「では申し込みましょう」と先に進める
- うなずきをYES扱いする
- 「いいですね」を申込意思と解釈する
- 「お願いします」の意味を確認せず申込へ進む
- YES/NOを急いで聞く
- 契約する前提の二択を出す
- 沈黙に耐えられず話し続ける
- クロージングで新しいメリットを追加する
- 直前に割引・特典を追加して判断を揺らす
- 家族相談を突破しようとする
- 決裁者確認を飛ばそうとする
- キャンペーン期限で急がせる
- 営業成績を理由に決断を迫る
- 見送ると言われても再度説得する
- 申込意思を契約完了と扱う
新人営業がやりがちな失敗
先に申込へ
「では申し込みましょう」 と進める。
うなずき=YES
理解と意思を 混同する。
「いいですね」=YES
好印象と申込意思を 混同する。
YES/NOを急ぐ
判断途中なのに 結論を迫る。
沈黙が怖い
考える時間に 話し続ける。
新メリット追加
最後に情報を 増やす。
相談を突破
家族・決裁者確認を 邪魔する。
期限で急がせる
キャンペーンを 判断圧力に使う。
見送り後も説得
明確な意思を 尊重しない。
意思=契約完了
正式確認・手続きを 飛ばす。
現場で使える基本フレーズ
- 「ここまでを一度整理します」
- 「まだ確認しておきたいことはありますか?」
- 「今の時点では、どのようにお考えでしょうか?」
- 「この内容で進めたいお気持ちでしょうか?」
- 「もう少し確認してから判断されたいでしょうか?」
- 「今回は見送るという選択肢も含めてお考えいただけます」
- 「判断するために必要な確認事項を整理しましょう」
- 「ご家族・社内で確認するために必要な情報があれば整理します」
- 「○○を確認してから、改めて判断していただけます」
- 「進める場合は、次に契約内容を一つずつ最終確認します」
会話例|「内容は分かりました」
内容は分かりました。
ありがとうございます。
ここまでで、 まだ確認しておきたいことは ありますか?
特にはないですね。
分かりました。 今の時点では、 この内容について どのようにお考えでしょうか?
GOOD
「理解した=申し込む」 と解釈していません。
会話例|「いいですね」
このプラン、 いいですね。
ありがとうございます。 どの部分が特に 合いそうだと感じられましたか?
月額とサポートですね。
そこがご希望に 合っているんですね。
今の時点では、 この内容で進めたいお気持ちでしょうか? それとも、 もう少し確認してから判断されたいでしょうか?
会話例|「お願いします」
じゃあ、 お願いします。
ありがとうございます。
念のため確認ですが、 今のお申し出は このサービス・プランの申込みを 進めたいということで よろしいでしょうか?
はい、 そのつもりです。
承知しました。
では、 すぐ入力へ進む前に、 次に契約内容を 一つずつ最終確認します。
GOOD
「お願いします」が 何を意味しているかを確認し、 SALES-13へつないでいます。
会話例|「もう少し考えたいです」
もう少し 考えたいです。
承知しました。
判断するために、 まだ確認しておきたいことや 分かりにくかったことはありますか?
特にはないです。 一度考えます。
分かりました。 では今日はここまでで大丈夫です。
ご検討いただき ありがとうございました。
会話例|「家族に相談してから決めたい」
家族に相談してから 決めたいです。
承知しました。
ご家族へ説明する際に、 どの情報があると 話しやすそうでしょうか?
月額と、 工事で何が変わるかですね。
ではその2点を 分かりやすく整理します。
ご家族で確認いただいてから 判断してください。
会話例|「会社に持ち帰ります」
一度会社に 持ち帰ります。
承知しました。
社内で判断される際に、 初期費用・月額・工事・業務影響など、 どの情報が必要でしょうか?
費用と、 切替時に業務が止まらないかですね。
では、 その2点を中心に 確認済みと要確認を分けて 資料を整理します。
会話例|「今回はやめておきます」
今回は やめておきます。
承知しました。
本日はお時間をいただき、 ありがとうございました。
GOOD
「最後に一つだけ」 「別プランなら」 と再勧誘していません。
会話例|「今申し込まないとダメですか?」
今申し込まないと ダメですか?
今この場で判断が必要な条件なのかを まず確認します。
正式な受付期限等がある場合は その内容を正確にお伝えしますが、 急いで決めていただくために お伝えするものではありません。
必要な情報を確認したうえで ご判断ください。
会話例|店舗で「工事条件が分かれば進めたい」
工事条件が分かれば、 進めたいと思っています。
ありがとうございます。
今の時点では、 サービス内容と料金については 進めたいお気持ちで、 工事条件が最終的な確認事項ということですね。
そうです。 営業中にネットが止まるのが 一番気になります。
では、 工事時間・切替方法・通信への影響を 正式に確認します。
その結果を確認してから、 最終的に進めるか 判断していただきましょう。
会話例|「自分は良いと思うが、決裁が必要」
私は良いと思うんですが、 最終的には上司の決裁が必要です。
承知しました。
では、 今ここで申込を進めるのではなく、 決裁に必要な情報を整理しましょう。
上司の方が判断する際に、 特に必要なのは 料金・工事・契約条件のどの部分でしょうか?
初期費用と月額、 あとは契約期間だと思います。
分かりました。 その3点を中心に 社内で判断しやすい形に整理します。
営業担当者は、どこまで覚えればよい?
SALES-12は、 クロージングトークを 暗記する研修ではありません。
次の8点を理解できれば十分です。
- クロージングはYESを取ることではなく、現在の意思を確認すること
- 要約 → 確認事項 → 意思確認 → 次の行動、の順で進める
- 進みたい・確認したい・見送るをすべて正当な状態として扱う
- 興味・理解・うなずきを申込意思と混同しない
- 重要な未確認事項があれば、確認してから判断する
- 家族・契約者・決裁者等への確認を尊重する
- 見送り意思が示されたら、契約を覆すための説得を続けない
- 進みたい場合は、SALES-13の最終確認へつなぐ
未確認事項があれば、BASE-01へ戻る
GOOD
「そこは判断に関係する部分なので、 未確認のまま進めず、 正式条件を確認してから 改めて判断していただきます」
クロージングも、START-02の営業担当者の役割へ戻る
POINT
クロージングでも、 営業担当者が決めるのではなく、 お客様自身が判断します。
まとめ
- SALES-12は、質問・不安・迷いが一定程度整理された後の意思確認を扱う
- クロージングは「最後のひと押し」ではない
- クロージングは、お客様の意思と次の行動を確認すること
- お客様の状態は、大きく「進みたい/まだ確認したい/今回は見送る」で整理できる
- 3状態へ無理に分類する必要はない
- 要約 → 確認事項 → 意思確認 → 次の行動、で進める
- いきなり「では申し込みましょう」と進めない
- クロージング前にここまでの内容を短く整理する
- 必要ならSALES-05の優先順位へ戻る
- 必要ならSALES-07の条件整理へ戻る
- 必要ならSALES-08の比較結果へ戻る
- 必要ならSALES-09の料金条件へ戻る
- SALES-11で残った不安・未確認事項を確認する
- 重要な未確認事項を無視して申込へ進まない
- 確認済み・不明・要確認を引き続き使う
- 「全部大丈夫ですよね?」とYESを誘導しない
- 意思確認は自然な質問で行う
- 契約する前提の二択を使わない
- 興味があることと、申し込む意思を分ける
- 「いいですね」を申込意思と解釈しない
- 「お願いします」の対象が曖昧なら確認する
- うなずき・沈黙をYES扱いしない
- 家族・契約者・支払者・決裁者等が異なる場合がある
- 自分では決められない人へ申込を迫らない
- 進みたい場合も、何を申し込むのか整理する
- SALES-12は意思確認、SALES-13は契約内容の最終確認
- 正式手続きは後続研修で扱う
- まだ確認したい場合は、何を確認すれば判断できるか整理する
- 営業・お客様・家族・会社・正式確認の役割を必要に応じて分ける
- 次回連絡が必要なら目的・内容・時期を明確にする
- 無断で何度も追客しない
- 営業都合の決断期限を作らない
- 正式な期限は正確に案内する
- キャンペーン期限等を契約圧力へ変えない
- 「今決めないと損です」等で判断を急がせない
- 営業目標・インセンティブ等をお客様の判断理由にしない
- 見送り意思が示されたら、その意思を尊重する
- 見送り後に別プランやメリットを次々出さない
- 見送り理由を無理に聞かない
- 「今回は変更しない」も正しい選択肢になり得る
- 現状維持を営業失敗扱いしない
- YES/NOだけでなく、保留・確認も正当な状態
- クロージングで新しい情報を大量に追加しない
- 重要な新情報が出たら説明・確認へ戻る
- 説明 → 理解 → 意思確認の順番を守る
- 沈黙を急かさず、お客様が考える時間を待つ
- 「どうされますか?」を何度も繰り返さない
- 3択を示しても強制しない
- 申込意思と契約成立を混同しない
- 家庭では家族・料金・工事等の確認が残っていないか見る
- 店舗では通信断・電話・決済・工事等の業務影響を見る
- 法人では担当者の理解と会社の意思決定を分ける
- 決裁が必要なら、申込ではなく決裁に必要な情報整理へ進む
- 最終目的は、お客様自身が納得して判断できる状態をつくること
理解度チェック
SALES-12の内容を理解できたか確認しましょう。 回答はクリックすると表示されます。
Q1 お客様が 「このプラン、いいですね」 と言いました。 申込意思があると判断して 手続きを進めてよい。 ○か×か?
回答を見る
「いいですね」は、 サービスへ好印象を持ったという意味かもしれません。
「この内容で進めたいお気持ちでしょうか?」 など、 現在の意思を別に確認します。
Q2 お客様は進みたいと言っていますが、 電話番号を継続できるかが まだ要確認です。 どう対応しますか?
回答を見る
お客様の判断に影響する重要条件が 要確認なら、 「ほぼ進みたいから」と飛ばしません。
正式確認後に 改めて判断する選択肢を残します。
Q3 お客様から 「今回は見送ります」 と明確に言われました。 どう対応しますか?
回答を見る
メリットをもう一度並べたり、 別プランを次々提案したり、 「最後に一つだけ」と 再度契約へ誘導したりしません。
お客様自身から質問がある場合は 必要な範囲で回答します。
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理解度チェック
全3問中2問以上正解で、この研修は完了です。
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